韓国ドラマ【ホジュン】ウィテは師としてジュンに授ける最期の“授業”をする。胸アツの 19〜28話レビュー

イェジンのハートは他の誰よりタフだ

ジュンとドジが男同士の確執に悶々とする日々。ウィテの養女イェジン（パク・ジニ）は、愛するジュンには愛されず、愛のないドジには愛される、という別の苦悩を味わっていた。だが、愛する妻のいるジュンへのダメもとアプローチは決して諦めない。

ジュンが科挙を受験するときには「内医院に受かり、心医になって大風瘡の患者を救ってください」と同じ医療従事者として応援する手紙をグァンイクの手を煩わせてまで届ける。

科挙に出かけた夫を心配するダヒには「あのホ先生（ジュン）ならば、ダヒさんが献身的に支え、愛情を尽くすに足る方です」とやや上から目線の共感をする態でせめてもの牽制をする。

死期を悟ったウィテの最期の願いで、ドジと結婚するために漢陽に旅立つときには「心から尊敬するホ先生と働けた日々は何物にも代えがたい幸せ。ホ先生との出会いを私は胸に刻んで生きていきます」と置手紙をする。誰が読んでも、思慕にあふれるラブレター。イェジンのハートは他の誰よりタフだ。

でも、そんなイェジンの思いに気づいているのかいないのか、1ミリもブレることのないジュンとダヒの夫婦愛が尊い。ときには鈍感力も必要だ。

師亡きあとのユ医院をダヒとともに支えながら、ジュンは2度目の科挙を受験し、首席合格を果たす。だが、ジュンが住むことになる漢陽には、イェジンもいた。実は、イェジンが到着するのと一足違いで、ドジは結婚していたのだ。イェジンは天涯孤独になった。

ジュンが内医院で仕事を始める28話後半～。その優秀さを怖れるあまり、次々と妨害にあうジュンだが、正義感あふれる“イケメン”両班のイ・ジョンミョンとともに宮殿の闇に立ち向かっていく……。

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