韓国ドラマ【ホジュン】衝撃的な最期を迫真の演技で見せてくれたソン・ジェヒに胸が締め付けられる 28〜37話レビュー
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藤岡眞澄
ジョンミョンがあっけなく散ってしまった喪失感が……
これは、校理のポストを狙っての巧妙な毒殺ではないか、と疑いを抱くジュンとジョンミョン。イェジンを巡り、微妙な三角関係にある2人だが、ともに不正を許さぬ正義感を持ち合わせていた。
一致協力した2人は、事件の黒幕が最高権力者の大監であることを突き止める。だが、ジョンミョンは謀反の濡れ衣を着せられ、死罪を言い渡される。不正を暴いた相手が余りにも大物過ぎた。
医員と医女として刑場に立ち会うことになったジュンとイェジン。その目の前に、ジョンミョンは厳しい拷問を受けで傷だらけになった姿で引きずり出される。
だが、表情は一点の曇りなく、むしろ凛々しく、美しい。胸をよぎるのはイェジンへの叶わぬ思いだけ。そして、「恥ずべきことは何もしていません」という言葉を残して、毒を飲み干し、絶命する……。
あまりにも衝撃的なジョンミョンの最期を迫真の演技で見せてくれたソン・ジェヒ。苦悶の表情にこそイケメンぶりが際立って、胸が締め付けられたのは、私だけではないはず。しかも、あっけなく散ってしまった喪失感が、視聴者の心に強いインパクトを残す。
1979年生まれのソン・ジェヒは、185cmの長身を生かして広告モデルとしてデビュー。長い下積みを経て、韓国で最高視聴率46.1%を記録した『太陽を抱く月』(MBC/2012年)に出演したことをきっかけに、知名度が一気に上がった。
演じたのは、キム・スヒョン扮する王の妹が一目惚れして結ばれた夫ホ・ヨム。端正なルックスと明晰な頭脳、そして品格を併せ持つ“魔性の男”—— それはまさに、ジョンミョンに通じるところだ。
しかも、厳しい訓練で知られる海兵隊で服務した経験もあり、韓国では“男らしく強いイケメン俳優”というイメージがあるという。ソン・ジェヒのInstagramを開くと、細マッチョな上裸姿がたくさん拝めてテンションは爆上がりするが、妻で女優のチ・ソヨンとのラブラブショットを目にしてクールダウンしていくのでご安心を。
ジュンの治療の腕が見込まれ、ドジを横目に、次第に王宮の奥深くに入り込んでいく38話~。だが、そこには、想像するだに恐ろしい試練も待ち受けていた……。
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