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60歳目前に愛娘を喪い、ひとりに。パフューマーがこれからを見つめ直すために選んだ、30㎡の小さな部屋

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ゆうゆう編集部

「やめたこと」は何ですか?

有限の時間を大切に過ごしたいから執着することをやめました

「人間のいちばんしんどい感情だと思うのが執着心。好きな人の心が離れてしまったり、仕事のポジションを誰かに奪われてしまっても、執着を手放してしまえば楽になれるし自由になれます。そんないい精神状態で、有限の時間を大切に過ごしたいと思うようになりました」

「手放したもの」は何ですか?

コンパクトな部屋への引っ越しを機にたくさんのものを手放しました

<ヴィンテージ家具>
気に入っていたけれど、次のステージで欲しいと思ったものを改めて迎えようとあえて処分。知人のヴィンテージショップで委託販売してもらった。

<作家ものの器>
知り合いの作家のものもあり心が痛んだが、物理的に持っていけないと、写真つきリストを作り友人へ譲った。セットものは1人分だけ残したものも。

<洋服>
山藤さんは旅に着ていけるような機能的な服が好み。残したいものが明確で、躊躇なく手放せた。「捨てるのは忍びなくて、リサイクル店にまとめて持ち込みました」

<本>
料理本と仕事で必要な専門書は残して、それ以外は古書店へ。「電子書籍やオーディオブックにチャレンジしていますが、紙のほうが好き。内容が入ってきやすいです」

60歳目前に愛娘を喪い、ひとりに。パフューマーがこれからを見つめ直すために選んだ、30㎡の小さな部屋(画像8)

思い出の品のマグカップ。

どうしても手放せなかっ たものも。マグカップは買い付け旅行の思い出が詰まった品。

60歳目前に愛娘を喪い、ひとりに。パフューマーがこれからを見つめ直すために選んだ、30㎡の小さな部屋(画像9)

一点もののラグ。

遊牧民のラグは100年以上前の一点もの。

▼後編では、大切な人を亡くし苦しんだ日々を経た今のことをうかがいます▼

>>★作成中★後編

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撮影/土屋哲朗 取材・文/志賀朝子

※この記事は「ゆうゆう」2025年8月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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