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【ガーデニング】夏の風物詩「アサガオ」で涼やかに。夕方まで花が咲く品種など豊富なバリエ

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光武俊子

半八重咲きや斑入り葉など、個性派アサガオも楽しい!

江戸時代には二度もアサガオの大ブームがありました。突然変異のもたらした奇妙な形のアサガオが、珍しいもの好きの江戸っ子を夢中にさせたのです。細い糸状の花弁などの「変化アサガオ」はタネができにくいものでしたが、今も愛好家によって伝わっています。

変化アサガオとまではいきませんが、現代のアサガオも多彩な園芸品種があります。花弁が白く縁取られ、花弁中央に向かって放射状に白いラインが入る「曜白(ようじろ)アサガオ」。花弁がとがった剣弁で半八重の「桔梗咲き」。

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曜白アサガオ

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桔梗咲きアサガオ(画像提供:サカタのタネ)

白い花弁に紫やピンクの筆で描いたようなラインが放射状に入る‘ミルキー・ウェイ’。小ぶりの花に白の斑入り葉で、つるが巻きつかずに枝垂れる‘つばめ朝顔’など、個性派のアサガオも育ててみたいものです。

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‘ミルキー・ウェイ’(左)

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つばめ朝顔(画像提供:サカタのタネ)

来年はタネからの栽培にも挑戦しよう!

アサガオは苗よりもタネのほうが種類豊富に出回り、欲しい品種が入手しやすいものです。鉢に直まきで簡単に育てられるので、来年はタネからの栽培にも挑戦してみませんか。

直径15~18cmくらいの鉢に3~4粒のタネをまき、本葉が4~6枚ほどになったらつるを摘芯して、脇芽を出させてつるをふやします。つるはできるだけ低い位置から誘引して、摘芯を繰り返すことで花がたくさん咲きます。

タネから育てても短い期間で花が楽しめるので、ぜひ挑戦してください!

【ガーデニング】夏の風物詩「アサガオ」で涼やかに。夕方まで花が咲く品種など豊富なバリエ(画像10)

アサガオのタネ

※2023年8月2日に配信した記事を再編集しています。

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プランターとは、ガーデニングにおいて花や植物を育てるための容器のことです。素材はプラスチックや陶器、木材などさまざまで、軽量で移動しやすいプラスチック製が初心者に人気です。ベランダや玄関先など、限られたスペースでも植物を楽しむために適しており、野菜やハーブの育成にも広く活用されています。デザインやサイズも多様で、目的や場所に合わせて選ぶことで、ガーデニングをより楽しく演出するアイテムとして役立ちます。

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つる性植物とは、自らの茎や葉を他の物体に絡ませたり、巻きつけたりして生長する植物のことです。​代表的なものに、アサガオ、クレマチス、スイートピーなどがあり、フェンスやトレリスを利用して立体的な演出が可能です。

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直まきとは、タネをポットなどで育苗せず、直接花壇や畑にまく方法です。​移植を嫌う植物に適しており、間引きを行いながら育てます。 ​

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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脇芽とは、植物の茎と葉の間(葉のつけ根)から出てくる新しい芽のことで、腋芽(えきが)ともいいます。これを摘み取ることで主枝の生長を促すことができます。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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摘芯とは、植物の生長点(茎の先端)を摘み取る作業のことです。枝分かれの発生を促したり、植物の生長を抑えたりする目的で行われます。ピンチとも呼ばれます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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