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夏のインドアグリーンおすすめ【8選】涼しい室内を彩る観葉植物の育て方

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光武俊子

夏はエアコンの効いた室内で過ごす時間が多くなります。部屋にもなにか植物を飾りたいときにおすすめなのが観葉植物です。バリエーション豊かな観葉植物で、夏の窓辺やリビングを涼やかに、あるいはワイルドなジャングル風に楽しんでみるのはどうでしょう。

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観葉植物と仲良くなるために

観葉植物とは個性的な葉の形や色つやが美しく、日照が少なくても栽培できるため、おもに屋内で楽しむインドアプランツ。多くは熱帯原産なので寒さに弱いものの、一般に丈夫で育てやすいものです。近年は100均ショップでもミニ観葉が人気だとか。造形的でエキゾティックな魅力あふれる観葉植物を育ててみませんか。

観葉植物は日照が少なくても育つとはいえ、その耐陰性は種類によって異なります。とくにパキラやシェフレラのような樹木は、日がよく当たる南向きの窓辺が最適。アンスリウムやスパティフィラムのように花を咲かせる観葉植物は、明るい窓辺や窓辺から少し離れた明るい日陰が向きます。窓からかなり離れた暗い場所では、シダ類やポトスなど、限られた種類しか育ちません。

なので、飾る場所の明るさによって植物を選ぶことが大切です。また、エアコンの風が当たる場所は避けましょう。天井から吊ったり、花台に飾ったり、出窓に並べるなど、グリーンインテリアとして楽しめます。

丈夫で育てやすい丸葉のインドアグリーン8選

大きな葉の切れ込みが目を引く【モンステラ】

大きな葉になると切れ込が入って魅力的。かなり暗い場所でも育ちますが、ひょろひょろして葉に切れ込みが入りにくくなるので窓辺がおすすめです。つる性なのでヘゴ棒などの支柱を添えて昇らせると、節間が詰まって形よく育ちます。多湿を好むため、霧吹きで葉っぱに水を。

赤や白と緑のカラフルな葉模様【カラジウム】

赤やピンク、白などの斑が織りなすカラフルな模様が特徴です。サトイモ科の仲間で春植えの球根植物として、日当たりよい庭でもカラーリーフとして楽しめます。ただし、冬越しには10℃ほど必要。屋内でもできるだけ明るい窓辺に置いて、きれいな葉色を楽しみましょう。

葉の切れ込みがシャープな印象【フィロデンドロン・クッカバラ(ザナドゥ)】

多くの種類があるフィロデンドロンのなかで、ギザギザとした葉の切れ込みが特徴的。同じ仲間のフィロデンドロン・セロウムと似ていますが、ややコンパクトで葉が上向きにそろいます。水を好み、水切れしやすいので気をつけますが、冬は用土を乾かし気味にしましょう。

ハート形の葉がチャーミング【フィロデンドロン・ヘデラセウム(スキャンデンス)】

旧名はフィロデンドロン・ミカンス。ハート形の葉がベルベットのような質感で、ビロードカズラとも呼ばれます。つる性なので吊り鉢に仕立て、日当たりから半日陰の窓辺に吊るとよいでしょう。つるが伸びすぎたら5~6月に適当な位置の葉のすぐ上で切ります。

つる性植物とは、自らの茎や葉を他の物体に絡ませたり、巻きつけたりして生長する植物のことです。​代表的なものに、アサガオ、クレマチス、スイートピーなどがあり、フェンスやトレリスを利用して立体的な演出が可能です。

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観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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銅葉とは、植物の葉の色が銅のような赤茶色やブロンズ色を帯びた種類のことを指します。この独特の色合いは庭や鉢植えでアクセントとして活躍し、彩り豊かなガーデニングにおいて人気です。例えば、ヒューケラやコルジリネなど、一年中その美しさを楽しめる銅葉植物が多くあります。また、銅葉と緑の葉を組み合わせた配置も視覚的に非常に魅力的です。ガーデニング初心者にも育てやすい品種が豊富なのもポイントです。

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葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉水で適度な湿度を保つことが大切です。シリンジとも呼ばれます。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にある小さな部分で、苞は花を守る役割をしています。

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