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アートと建物どちらも楽しめる【小さな美術館】2選。知的好奇心を満たせる隠れた名所

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ゆうゆう編集部

アートと建物どちらも楽しめる【小さな美術館】2選。知的好奇心を満たせる隠れた名所

土門拳写真美術館

厳しい日差しや人混みから逃れられる、小さくて静かな美術館でアートを楽しみませんか。自然に囲まれた風光明媚な場所にある美術館や、有名建築家の手がけた趣のある美術館など、豊かな時間を過ごせるスポットをアートライターのNaomiさんが紹介します。今回はアートと建物の両方が楽しめる小さな美術館2つです。

※掲載しているデータは2025年7月9日現在のものです。最新情報はそれぞれのホームページなどでご確認ください。
※表記のない場合、入場は閉館の30分前までです。

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お話を伺ったのは
Naomiさん アートライター、編集

なおみ●中学校の遠足で訪れた美術館がきっかけとなり、アートの世界に興味をもつ。
会社勤めの傍ら、芸術大学に編入し、学芸員資格を取得。
アートライターとして「アート・デザイン・クラフト」「ミュージアム・ギャラリー」などをテーマに活動し、年間約750件の展覧会やアートフェアなどを取材。
幅広い視点でアートの魅力を伝えている。

【東京都】三菱一号館美術館

丸の内のビジネス街に位置する洗練された都会の文化拠点

明治期に英国人建築家のジョサイア・コンドル氏が設計した洋風事務所建築を復元。趣のある赤レンガの美術館で、19世紀末~20世紀初頭の西洋美術を中心に作品を紹介している。JR東京駅から徒歩5分の好立地。

Naomi’s Point

いつも人気の美術館ですが、雨の日は比較的ゆったり鑑賞できます。東京駅から地下道でアクセス可能。雨の日のしっとりとした美術館と丸の内の景色もいいものですよ。

東京都千代田区丸の内2-6-2
☎050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間/10時~18時
休館日/月曜日(祝日などを除く)、展示替え期間 他
入館料/展覧会により異なる
https://mimt.jp

クラシックな赤レンガ造りは夜の姿も印象的

アートと建物どちらも楽しめる【小さな美術館】2選。知的好奇心を満たせる隠れた名所(画像3)

1894年竣工の旧三菱一号館を可能な限り忠実に復元し、2010年に美術館として新たに開館。階段の手すりなど部材の一部は再利用されている。

温かみのあるクラシカルなカフェ

アートと建物どちらも楽しめる【小さな美術館】2選。知的好奇心を満たせる隠れた名所(画像4)

明治期に銀行営業室として利用されていた空間を復元した、ミュージアム・カフェバー「Café 1894」。

【Check】「オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」

アートと建物どちらも楽しめる【小さな美術館】2選。知的好奇心を満たせる隠れた名所(画像5)

ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピエロ姿のクロード・ルノワール》1909年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館 © GrandPalaisRmn (musée del'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF

ルノワール、セザンヌという2人の印象派・ポスト印象派の画家にフォーカスした世界巡回展。
会期/9月7日まで
料金/一般2500円

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