【中道あんさん流】銀行にお金を預けていても増えません!だからこそ考えたこととは?
銀行はお金を預けるところではなく
貯金の何が損かというと、インフレによるお金の価値の目減りです。物価が上昇すると現金の価値は相対的に下がります。たとえば、100万円で買えていたものが、インフレで110万円になった場合、貯金していた100万円は目減りしたことになります。
不動産は物価上昇に合わせて上がることもあるので、節約して貯金しても、必要資金との差が埋まらない、ということにもなりかねません。
不動産投資を始めれば、すぐに家賃収入を得ることができます。資金を貯めている間は、その家賃収入という利益を失っていることになります。
決して借金を勧めているわけではありませんが、銀行にお金を預けても増えなくなった現在、銀行はお金を預けるところではなく、お金を貸してもらうところという認識に変わったのです。私たちが、預けているお金は、銀行の金庫に大切に保管してくれているわけではありません。そのまま、誰かに貸してお礼に金利を受け取っているのです。大切なお金を安全に預かってもらうのも大事ですが、賢くお付き合いする術を知ったのです。
「貯める力」を養っていく!
とはいえ、毎月ローンを支払わねばならず、それは負担です。なので、その分を節約できないか家計費や経費を見直して、コストカットを実施しました。これで、ローンの心理的負担は軽減できました。家計に固定費の支出が増えたら、コストカットできるところがないか、やりくりするのが一番です。
私は、現金を持たず、ほとんどクレジットカード払いにしています。なので、気をつけていないとうっかり使い過ぎてしまうことがあります。クレジットカード払いの本質は「借金」です。今月は、家計が苦しいからカード払いにして、翌月に繰り越そうというのは、本来は悪い借金です。なぜなら、リターンがないからです。一時期的な満足度は高まりますが、それだけです。なので、クレジットカードのリボ払いは安易にしないほうがいいです。価値以上のものを支払わなければならず、重なると家計破綻しかねませんから。
それこそ一時的な購買欲を見直して、ゴールに向けてコツコツ貯金する。「貯める力」を養っていくことです。そうすると達成感や自信が育まれ、お金の管理ができる人になります。それを銀行は「信用できる人」と判断して、いざという時にお金を貸してくれるのです。今回、銀行から資金調達できてホッとしたのは、無事に物件を買えたということより、銀行から、私自身のお金の信用を得られたことの方が大きかったです。
最後に、投資はさまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行わなければなりません。これが「自己責任」の原則です。
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