【ガーデニング】暑さに強く晩秋まできれいに咲く花[8選]夏の花壇をリフレッシュ!
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光武俊子
観測史上初という酷暑で、庭やベランダのダメージは深刻。枯れないまでも花が止まったり、葉っぱが変色して傷んだり、哀しい状態ではありませんか。ここはひとつ思い切って植物を仕立て直し、入れ替えましょう。9月から始めて、球根やパンビオを植える11月までたっぷり楽しめる花々があります。
暑さに疲れた花々をリフレッシュしよう!
鉢植えに水やりするのが精いっぱいだった猛暑の日々。ペチュニアは茎が伸び放題で株の真ん中がスカスカの状態、マリーゴールドは咲き終わった花がらが汚らしく貼りついていませんか? まずは暑さで行き届かなかったお手入れを少しずつ再開しましょう。
咲き終わった花がらを摘んで、伸びすぎた茎を切り戻すと、それだけで株がすっきりコンパクトに甦ります。ペチュニアなどは伸びた茎先に花がつくので、しばらく花を諦めて『葉のある位置』まで切り戻します。そうすると、光合成で作られたエネルギーがコンパクトになった株に行き渡り、新しい花が咲きやすくなります。
この段階で、鉢植えには速効性のある液体肥料と、ゆっくり効きだす固形の緩効性化成肥料を施しましょう。夏の間に大量の水やりで鉢植えの用土は栄養不足になっています。だからといって体力不足の草花に高濃度の肥料は厳禁。規定量を守って与えましょう。
夏の間に鉢内に根がびっしり回って、鉢底穴からはみ出していたら、ひとまわり大きな鉢や庭に植え替えます。根が鉢内いっぱいで根詰まりしていると、水や養分を吸収できません。用土もすぐに乾いて水やりの手間がかかるので、植え替えてリフレッシュさせます。
そして、残念ながら枯れてしまったり傷みのひどい株は、新しい花苗と植え替えましょう。今なら暑さに強くて、霜が降りる晩秋まで咲き続けるタフな一年草が園芸店に並んでいます。球根やパンジー&ビオラを植えるまで3カ月、華やかなラインナップが楽しめます。
暑さに強く晩秋まできれいに咲く一年草8選
次々に長く咲き続ける【ジニア】
開花期:6~11月
草丈:20~100㎝
和名はヒャクニチソウというように、長い開花期を誇ります。ひと昔前まで仏様に供える花のイメージがありましたが、ヒャクニチソウ(ジニア・エレガンス)とホソバヒャクニチソウ(ジニア・リネアリス)の種間雑種として登場した‛プロフュージョン’によって、新たな人気を獲得しています。
ドライフラワーでも人気【センニチコウ】
百日草を超えるロングランを謳う千日紅。花に見える部分は苞で、カサカサした質感のまま長く楽しめて、ドライフラワーとしても人気です。球形の花序が独特で花壇のアクセントになります。ピンクと白のセンニチコウは一年草ですが、オレンジ色や黄色のキバナセンニチコウは半耐寒性の多年草です。
