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【必見】ホリエモンが語る新時代の教育論、子どもに最良の選択をさせるための親の心得とは?

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堀江貴文

親は子どもの成長の邪魔をせず

コップについだ牛乳を飲もうとしている2歳くらいの子どもがいたとする。母親が「座っ て飲みなさい」と何度も言っているのに、子どもは牛乳の入ったコップを手に持ってフラフラ歩き、ついに床にぶちまけてしまう。

ここで母親としては、「だから座って飲みなさいって言ったでしょ! どうして言うことを聞かないの!」と叱りつけてしまう。片づけも大変だし、言いたくなる気持ちはわかる。

しかしここで大切なのは、子どもに注意したり、叱ったりすることではない。叱ること は、親と子の間に上下関係を作ることだ。叱るのはぐっと我慢して、子どもと対等な存在として、子どもに「どうしてこの現象が起きたのか」を伝えよう。

「あなたが立って牛乳を飲んだからこぼれたでしょう。こぼれた牛乳は飲めなくなった よね。牛乳をこぼさないためには、次から座って飲んだらいいんじゃない?」ということを、ロジカルにただ説明すればいい話なのだ。

2歳の子どもは、まだ経験が少ないから、「立ったまま牛乳を飲んだらこぼれる確率が上がる」ということを知らない。親は知っている。ならば、知っている人が知らない人に対して、知識を伝えればいいだけだ。

さらに、なぜ牛乳がこぼれたのか、どうしたらよかったのか、子どもと一緒に考えると いい。「次からはママの言う通りにしなさい!」と、上から目線で一方的に伝えるばかりでは、子ども自身の考える力は育たない。

子どもがスーパーで「このお菓子を買って!」と泣き出したときも、「ダメなものはダ メ!」「時間がないから行くよ!」「泣くなんて周りに迷惑でしょ!」などと頭ごなしに叱りつけてはいけない。なぜ今日は買わないのか、どういう条件のときなら買うのか、などを論理的に説明しよう。

もちろん、明確な犯罪行為や、命の危険にかかわることは止めなければならない。でも それ以外であれば、親は子どもの成長の邪魔をせず、子どもの意思を尊重し、許容すべきだ。

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※この記事は『バカ親につけるクスリ』堀江貴文著(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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