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【卒婚】考えている人必見!〈実体験〉60代で夫婦関係を見つめ直した結果「離婚したけど気分は卒婚」

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ゆうゆう編集部

家族がいてもいなくても、自分軸を定めて生きる。その一つの形が「卒婚」です。実際に卒婚に踏み切った人の体験談をご紹介します。今回は中村香苗さん(仮名)・65歳と、ゆうゆうフレンドの山田寿子さん・63歳です。

CASE③ 同じマンションの2階と5階で夫婦別々に暮らしています

離れて暮らして初めて知った夫の意外な本音

58歳のとき、同じマンションの別部屋に住む義父が亡くなりました。お世話は私がしていましたが、夫がノータッチなのを腹立たしく思っていたんです。それでつい、「お義父さんの部屋にあなたが住めば?」と。夫は文句を言うこともなく引っ越して、マンションの2階と5階に分かれた卒婚生活が始まりました。

還暦を前にして一人暮らしになるとは思ってもみませんでしたが、やってみるとこれが快適で。生活が別だと気楽なんです。当初、夫は食事をしに来ていましたが、そのうち料理に興味をもったようで、今では自分で作って食べています。

一人暮らしも悪くないねと夫と話していたときに、彼がこんなことを言いました。「俺は自分勝手なところがあって、ときどき家族にいやな思いをさせるから、今の暮らしのほうがいいんだよ」。自覚があるんだ!とびっくりしましたが、そういうことも卒婚したから口にできたのかもしれません。

夫のことは家族として信頼しています。でもこちらに戻りたいと言われたら、うーん、拒否するかもしれませんね(笑)。

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