【卒婚】考えている人必見!〈実体験〉60代で夫婦関係を見つめ直した結果「離婚したけど気分は卒婚」
CASE④ 離婚したけれど気持ちは卒婚。いい関係を築いています
自由に生きたい。その思いで下した決断
10年前、子育てが終わり家業の手伝いも落ち着いた頃、何かやってみたい気持ちがわいてきて、ゆうゆうフレンドのオーディションに挑戦し合格しました。その後、子どもたちが巣立ち、母の介護や看取りを経て本格的に夫婦だけの生活が始まろうというとき、気持ちの変化を感じたのです。
私、結婚以来よく頑張ってきたじゃない。子育ても介護もやり切った。この先の人生は自由に生きたいな……と。1年近く家族会議を重ね、最終的に自宅を売却して離婚することになりました。話し合いはそれなりに大変でしたが、子どもたちが理解を示してくれたのが大きかったと思います。
今、元夫とはほどよい距離感で、お互いのよき相談相手。離婚はしましたが、気分は卒婚です。子どもたちの親であることは変わらないので、年末年始やお盆休みにはみんなで集まります。離婚しないで別居でもよかったのかなと思うこともありますが、当時はそれなりの覚悟が必要でした。別居だったら、今の自分はないように思います。
離婚後にエステの仕事を始め、独立してサロンを開きました。すべて自分で考えて決断するのはしんどいこともあります。でも、代わりに得たものもたくさんあるので離婚(卒婚)に後悔はありません。
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取材・文/荒木晶子
※この記事は「ゆうゆう」2025年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
