【大谷翔平】スーパースターは、まだ学ぶ。その打法と野球哲学を解剖
バットスプレーの使い方も独特
バッティングの技術以外でおもしろいのは、バットスプレーの使い方が独特なことです。
普通は、バットのグリップ付近にスプレーを直接吹きかけるものです。
ところが大谷選手は、空中にスプレーを噴霧し、そこにバットを差し出して、まるでしゃぶしゃぶをするかのようにバットを動かすのです。
あくまでも推測ですが、そうすることによって、バットにスプレーが均一にいき渡るようにしているのかもしれません。大谷選手の繊細な一面を見たような気がします。
データ・映像・コーチのアドバイスを重視
最後に、大谷選手の野球に臨む姿勢や性格、メンタルなどの特徴をいくつかあげましょう。
野球に臨む姿勢としては、データ・映像・コーチのアドバイスの三つを重視している点です。
とくに映像に関しては「映像を見るのが趣味」というほどで、ベンチやロッカールームで常に映像を見ています。
また、コーチのアドバイスを重視する姿には、スーパースターらしからぬ素直な性格がにじみ出ています。
イラスト/横山英史
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※この記事は『大谷翔平のバッティング解剖図鑑』立花龍司著(エクスナレッジ刊)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2025年5月29日に配信した記事を再編集しています。
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