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「牛丼」と「ただの白飯」血糖値を上げにくいのはどっち?吉野家との共同研究に驚き!【老けない食べ方の新常識#1】

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八木雅之

牛丼ではないメニューで試してみた!

この研究を中心になって行なったのは、私たちの研究室の女子学生でした。ある日、彼女が「牛丼ではないメニューで実験したい」と言い出しました。

「それならば、『熱量(kcal)』『タンパク質(g)』『脂質(g)』『炭水化物(g)』『食物繊維(g)』をすべて、牛丼と同じに整えたメニューをつくって、試験してごらん」と、私はアドバイスしました。

彼女は、白ご飯(200g)にウインナーソーセージ(3本)、スクランブルエッグ、マッシュポテトという自分で考案した朝食メニューで、試験を行ないました。

「牛丼」と「ただの白飯」血糖値を上げにくいのはどっち?吉野家との共同研究に驚き!【老けない食べ方の新常識#1】(画像2)

※写真はイメージです

すると、血糖値変化曲線は、なんと牛丼とほぼ同じ変動を示したのです。

この結果から明らかになったことがあります。

アルデヒドスパーク(※2)を抑えるために重要なのは「栄養バランス」であり、「このメニューや食材でなければならない」という区別はない、ということです。

<用語解説>
※2「アルデヒドスパーク」
体内でアルデヒドが急速に発生し、糖化を加速させること。アルデヒドスパークを防ぐうえで、第一に重要なのは「食べ過ぎない」こと。第二に重要なのが、アルデヒドスパークを防ぐ=老化を防ぐ「食べ方公式」です。
【老化を防ぐ食べ方公式】タンパク質×脂質×酸=黄金トリオ

たとえば、牛丼のかわりに親子丼や豚丼を選んでも、適量を食べている限り、アルデヒドスパークを引き起こす心配はないでしょう。タンパク質と脂質がそろっていて、一人前の白ご飯の量であれば、血糖値の急上昇を抑えられるからです。

牛丼、親子丼、豚丼の場合は、肉からタンパク質と脂質を摂取できます。前述の朝食メニューならば、ウインナーソーセージとスクランブルエッグからタンパク質と脂質をとることができます。

では、酸は何から摂取すればよいでしょうか。牛丼屋には紅ショウガが必ず置かれています。紅ショウガは、ショウガの酢漬けで、酸を含みます。ただし、調査した結果、テイクアウトでもらえる程度の少量では、血糖値の上昇を抑えられませんでした。紅ショウガで酸の効果を得るのであれば、大量にのせる必要があります。

しかし、紅ショウガは好き嫌いもありますし、大量にはとりづらいものです。

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