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ガーデニング初心者必見!香り豊かで美しい【歴史的名花バラ】の選び方と魅力

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吉原美奈子

イングリッシュローズも名花が豊富

ほかにもティーの香りの名花に、イングリッシュローズの‘グラハム トーマス’があります。
一世を風靡したといっても過言ではなく、フェンス沿いにつるバラ仕立てにすると品のよい黄色の花がいっぱいに咲き、香りとともに幸せな気分に。
英国の著名なバラ研究家であるグラハム トーマス氏に捧げられた花です。

ガーデニング初心者必見!香り豊かで美しい【歴史的名花バラ】の選び方と魅力(画像6)

ブルーローズは最新品種が次々と誕生していますが、‘ブルームーン’は花の優美さと香り、名前のよさで人気を保ち続けています。

イングリッシュローズには香りの名花がたくさんありますが、桃やアプリコットを思わせるフルーティーな香りで知られるのが、‘ジュードジ オブスキュア’と‘アブラハム ダービー’です。
幸せホルモンのオキシトシンが分泌されるという人もいるほどの、多幸感のある香りを漂わせ、アプリコット色の大輪カップ咲きも見事です。

次に青バラの名花としてあげられるのが‛ブルームーン‘でしょう。
香りはダマスクとティーの両方を併せ持ちますが、ブルーローズ特有のすっとしたさわやかさもあります。

青バラにはディオールの香水にちなむディオレサンスやミスティパープルなどもありますが、やや新しい作出でブルームーンほど時代の波をくぐっていない感があります。

最後に、‘アイスバーグ’、‘ピエール ドゥ ロンサール’も名花中の名花ですが、世界中で栽培されてとてもポピュラーなため、スペシャル感には少し欠けるかもしれません。

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イングリッシュローズとは、イギリスの育種家デビッド・オースチン氏によって開発されたバラの系統で、オールドローズの香りや花形と、モダンローズの四季咲き性、耐病性をあわせ持っています。カップ咲きやロゼット咲きが多く、ナチュラルガーデンにぴったりの優雅な雰囲気を演出します。

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ハイブリッドティーは、ガーデニングで最も人気のあるバラの系統の一つです。19世紀後半に生まれたこの系統は、花の形が美しい古典的なティーローズと丈夫なハイブリッドパーペチュアルを交配して作られました。大輪で咲き誇る花と高い香り、多彩な色合いが特徴で、シンボル的な存在感を放ちます。鉢植えや地植えはもちろん、切り花としても優れており、ガーデニング初心者からも愛されています。

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四季咲き性とは、特定の開花期をもたず、条件が整えば一年に複数回花を咲かせる性質を指します。​バラやベゴニアなどにこの性質をもつ品種があり、長期間花を楽しむことができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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枝とは、植物の幹や主軸から分かれて伸びる部分で、葉や花、果実をつける役割があります。枝の生え方や配置によって光の取り込み方や風通し、樹形が左右されるため、剪定や誘引を通じて理想的な姿に整えることがガーデニングでは大切になります。

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