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83歳・免疫学のプロが語る「ボケ予防の鍵は、お金を貯めるよりも、使うこと!?」【対談 和田秀樹さん×奥村康さん】

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和田秀樹

80歳、90歳を超えても、現役でいきいきと輝き続ける人たちがいます。その元気の秘密とは? 高齢者医療のプロ・和田秀樹さんが人生のレジェンドたちと語り合いながらそのヒントを探る、新刊『80歳の壁を超えた人たち』(幻冬舎刊)が話題です。その中から一部抜粋してお届けする第3回は、“ストレスも味方に力強く生きる” 順天堂大学医学部の特任教授・奥村康さんです。

▼前回はコチラ▼

>>81歳で驚きの腹筋200回!アナウンサー 草野仁さんが実践する健康長寿の秘訣とは?【対談 和田秀樹さん×草野仁さん】

和田秀樹さんの対談のお相手は

奥村 康さん 順天堂大学医学部免疫学特任教授
(おくむら・こう)1942年島根県生まれ、83歳(2026年1月時点)。千葉大学大学院医学研究科修了。サプレッサーT細胞の発見者であり免疫学の第一人者。ベルツ賞、高松宮賞、安田医学奨励賞などの受賞歴がある。『免疫力アップがすべてのポイント! “健康常識”はウソだらけ』(ワック)など著書多数。

長生きすると心に決める。すると長く生きられる

和田 お久しぶりです。いつお会いしてもお元気そうで(笑)。

奥村 あなたもね(笑)。

和田 今回は、ただ長生きするだけじゃなく、元気でイキイキ生きる秘訣のようなものを伺いたいと思いまして。

奥村 それは大事ですよね。

和田 医者って、検査データは重視するけど、元気かどうかはあんまり考えない。僕はたくさんの高齢者を診て実感もしてるんですが、奥村先生の話をお聞きしたりもして、元気に生きるには、やっぱり免疫が大事だなと。日本はガンで死ぬ人が多いんだから、検査データを正常にするためにいろんなことを我慢するんじゃなく、免疫力、とくにNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性を上げるほうがよっぽどいいんじゃないかと思うようになったんです。

奥村 その通りです。例えば聖路加の日野原重明先生は105歳まで生きたんですが、100歳の時にNK細胞がどれくらい活性してるかを測らせてもらったんです。そしたらとても高かった。で、先生の同級生も調べさせてくださいとお願いしたら「もうみんな死んでる」と。

和田 NK活性の高い人しか長生きしてないんですね。

奥村 そう。NK活性の低い人たちは早くに亡くなってしまう。つまりNKを高くしとけば、長生きするってことです。

和田 なるほど。

奥村 NKを高くするにはメンタルが非常に大事です。それは和田さんの専門分野になるんだけどね。NKはメンタルで上がったり下がったりしますからね。

和田 本当にそう思います。

奥村 日野原先生なんか、まさにメンタルに確固たるものがありました。100歳の時に講演を頼みに行ったらね、手帳をめくって「奥村君、来年なら大丈夫だよ」って。5年分くらい書ける手帳の3〜4年先までびっしり日程が埋まってるんですよ。私が驚いたら「ここまで生きるって決めとくんだよ、君」って。やっぱり自分で生きると決めるのが大事なんです。心の持ち方なんですよ。

和田 だけど奥村先生も、もうずっと現役でいらっしゃいますよね。元気の秘密は?

奥村 それはね、やっぱりお金ですよ(笑)。お金にたとえるとわかりやすいんです。

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