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お金のプロが語る相続準備の基本!2026年スタートに向けた5つのステップとは?

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更新日

ゆうゆうtime編集部

相続問題は、きちんと向き合わなければならないと分かっていながら、なかなか直面できないテーマの一つです。まだ元気だから先の話のように感じてしまう、でも心のどこかで「このままでいいのだろうか」という小さな不安が消えない。そんな揺れる気持ちを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。2026年もスタートし、今年こそはきちんとしたいと思う方もいらっしゃる方に向けて、昨年の相続セミナーでも明るく説明がわかりやすいと大人気だった土方朋(ひじかた・とも)さんにお話しをお伺いしました。

PROFILE
土方朋(ひじかたとも)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
2008年三井住友銀行入行
2021年三井住友銀行退職
2022年準備期間を経て、AMI FINANCIAL DESIGNを設立

相続準備は“前倒し”になっている

相談に来られる方の多くが、最初に口にされるのは「相続税が心配で」という言葉です。けれど、じっくりお話を聞いていくと、本当の不安は別のところにあることが少なくないといいます。

たとえば、
・長男と長女の関係が少しぎくしゃくしている
・介護の負担が誰にかかるのか気がかり
・家を誰にのこすべきか迷っている
・本当はあの子に多めに残したいという本音

このように、相続は、税金や制度だけの問題ではなく、家族の関係や、これからの暮らしへの不安など、人生に深く結びついたものなのです。

そして、最近では、遺言や相続の相談に訪れる方の年齢が少しずつ若くなっているのも特徴の一つ。以前は80代が中心でしたが、いまは60代後半から70代前半で準備を始める方が増えているそうです。
その背景には、不動産価格や株価の上昇によって資産価値を改めて見つめ直す機会が増えたこと、そして医療の進歩による「長生きリスク」への意識があります。
「やはり、元気なうちに整えておきたい」
「いざというときに家族に迷惑をかけたくない」
そうした前向きな想いが、相続準備を後押ししている要因の一つなんだそう。

そんな想いを受け止めながら、具体的にどう整えていくのか。そこに寄り添うのが、ファイナンシャルプランナーの役割です。

6つの分野からあなたとご家族に合った“安心のかたち”を一緒に整えていく。

“ふやす・のこす・そなえる”を含む6つの分野からテーマを横断しながら、あなたに合う仕組みを一緒につくっていくっていくのが、土方朋さんのようなファイナンシャルプランナーの仕事。

・ライフプランと収支
・保険
・資産運用
・税金
・不動産
・相続


これらは一見、まったく別のテーマのように見えますが、
でも実際には、すべてがつながっています。

「たとえば資産運用で利益が出れば、そこには必ず税金の話が出てきます。不動産を活用すれば、相続や評価の問題が関わってきますし、購入するときも、売却するときも税金は避けられません。保険も同じです。結局、お金のことは、全部どこかでつながっているんですよね。」

だからこそ、ひとつの制度だけ、ひとつの商品だけを切り取って考えるのではなく、その人の人生全体を見渡しながら整えていくことを大切にしているのだそうです。

そのベースにあるのが、「ふやす」「のこす」「そなえる」という三つの視点。
若い世代であれば、毎月の暮らしの中でどこまでリスクを取れるのかを考えながら“ふやす”を設計します。
一方で、60代以降になると、「ふやす」にも“のこす”という意味が重なってきます。
保険も、ただの保障ではなく、「のこすための意味」も重なるのです。
同じ“運用”という言葉でも、年齢や状況によって、その意味はまったく違ってくるのです。
背景には、いつもその人の暮らしや想いがある。
だからこそ、全体を見ながら、ひとつひとつ丁寧に整えていくことが、これからの相続準備には大切なのです。

「お金の色分け」という考え方

土方さんがいつも大切にしているのが、「お金の色分け」という考え方があります。

「これは“ふやすためのお金”なのか、“のこすためのお金”なのか、それとも“そなえるためのお金”なのか。まずは目的ごとに色を分けることが大事なんです。」

同じ“お金”でも、役割が違えば選ぶ方法も変わってきます。
たとえば、「相続税をできるだけ下げたい」と言われれば、制度に沿って計算し、仕組みを活用していくことで、いわゆる“最適解”を導くことはそれほど難しくありません。
けれど、じっくり話を聞いていくと、こんな本音が見えてくることもあるそうです。

「この子には少し多めに渡してあげたい」
「この家だけは、どうしても守りたい」

そうなると、制度上いちばん合理的な答えが、その人にとってのいちばん納得できる答えとは限らなくなります。
“正解”よりも“納得”、完璧な方程式ではなく、その人の人生に合ったカタチを提案したい。

「相続は正解がひとつではないからこそ難しい仕事ではありますが、でもだからこそ、人に深く寄り添うこの仕事のいちばんのやりがいでもあります。」と土方さん。

直接お話できるイベントを開催します!

相続というと、どうしても「揉めそう」「難しそう」「できれば後回しにしたい」と身構えてしまうもの。でも、順番を知り、気持ちを整理していくだけで、見える景色は少しずつ変わっていきます。
そんな相続の基本を、やさしく学べる機会をご用意しました。
土方さんと一緒に、ひとつずつ整理しながら、安心への一歩を踏み出してみませんか?

『相続のしくみと準備、やさしく学べる60分講座』第1回セミナー「相続の基本5つのステップセミナー」詳細は下記をチェック!

★【無料】セミナー応募フォームはこちら★

開催日程:2026年3月19日(木)13:00〜14:15 セミナー時間は60分
開催場所:主婦の友社(東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア内)定員50名 ※最低催行人数5名
講師:1級ファイナンシャルプランニング技能士 土方 朋さん

※お申し込み多数の場合は抽選となる場合がございます。

土方朋さんが直接相続の基礎を教えてくれるセミナーです。
主婦の友社とニッポン放送「生活の窓口」の協業で行います。相続という人生の大きな課題に、少しでも多くの方に参加いただきたいという思いで、出版社とラジオ局がともに連携して企画いたしました。ぜひ、この機会をお見逃しなく!

<セミナー参加後は土方さんによる個別相談会も実施>

開催日程:2026年3月27日(木)・30日(月)
①10:00 ②11:30 ③13:30 ④15:00
開催場所:ニッポン放送(東京都有楽町) 生活の窓口
※個別相談は事前予約制ですので本セミナー終了後にご案内いたします。

『相続のしくみと準備、やさしく学べる60分講座』が連続3回シリーズを開催。

①3/19(木)
相続の基本〜もしもの前にやっておく相続準備の5つのステップ〜

②4/23(木)
遺言書の書き方〜想いをカタチに、円満な相続実現のために〜
③5/21(木)
生前贈与と生命保険の活用〜これからにそなえるお金の知恵袋〜


このようなテーマで開催していきますので、ぜひ今回の相続の基本から学んでいきましょう。

まずは、3月19日開催の「相続の基本〜もしもの前にやっておく相続準備の5つのポイント」セミナーにお申し込みください。

★セミナー応募フォームはこちら★

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>>夫に先立たれたら?「60代からの私のためのお金の話」人生100年時代を安心して歩むために >>お金のプロが語る「相続でもめる家族の傾向は…」【もめない相続】のための5つのステップも

取材・文/橋本夏子

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