73歳「母の老後資金を長兄夫婦が使い込み投資に失敗」きょうだい間での金銭トラブル、専門家のアドバイスも
【私・妹 VS 弟】社長にしてやるとそそのかされ、金銭トラブルに
●三之丞の姉さん 59歳・大阪府
わが家は、私、妹、弟の三人きょうだいです。弟は小さい頃から親に溺愛され、苦労知らずの甘えっ子。せっかく入社した会社を簡単に辞めてしまい、転職先でも半年ともたず……という感じでした。今から8年ほど前、その弟がとんでもない金銭トラブルに巻き込まれました。仕事先で知り合った方から、「障害者の介護施設をつくろうと思う。事業を興したあとを継げる人を探していたが、君はとても優秀そうだ。あとを継いで社長をやらないか」という甘い言葉にその気になってしまったんです。その方はもともと病気を患っていたようで、一年余りで亡くなりました。その後、その方の息子を名乗る人物があらわれ、「事業が頓挫したのはお前のせいだ」などとあらゆる言いがかりをつけられ、数百万円の賠償金を要求されたんです。私たち夫婦や妹には手に負えず、知り合いの弁護士さんに相談したところ、「相手は本物の危ない人たちなので、これ以上、個人では関わらないこと」と言われました。弟は社長にしてやるという言葉にホダされ、いろんな書類に押印していたようです。そんなアホな話に引っかかる奴がいるのかとあきれましたが、弟がアホすぎて相手が調子にのってくれたおかげで脅迫罪などに抵触し、なんとか解決できました。
【私 VS 弟】家のお金を持ち出した弟
●グレフルさん 59歳・福井県
弟は大学時代の友人に勧誘され、宗教に入信。家のお金を持ち出して献金し、大問題に。今でも絶縁状態。泣きつかれても助けることはないと思います。
金銭トラブルを回避するヒント
介護や入院にかかった費用はオープンに
相続、特にお金のトラブルを防ぐ一番の方法は、親御さんがお元気なうちに遺言書を書いてもらうことです。特に、法的な効力が強い公正証書遺言が望ましいでしょう。「お父さん、お母さんが決めたことだから」の一言で、きょうだい間の無用な争いを避けられます。また、親のお金を誰かが使い込んでいる疑いがある場合は、防犯を理由に見守りカメラを設置して。介護や通院、入院にかかった費用の領収書をLINEグループで共有する、介護ノートを作って貼るなど、お金の出入りをオープンにすると、さまざまな金銭トラブルを未然に防げます。あくまで「最近、忘れっぽくて」など、相手を責めない言い方で提案するのがコツです。
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イラスト/おしろゆうこ
※この記事は「ゆうゆう」2026年3月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
