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老後の準備に必要なのはお金だけ? 62歳・中道あんさんが考える“今からできる備え”

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中道あん

「人生100年時代」と言われる今、50代後半から60代は、これからの時間をどう過ごそうかと考え始める頃。まだまだ先は長い。だからこそ、のんびり隠居はもう少し先にとっておいて、今のうちに“できること”を始めておきたいものです。トップブロガー中道あんさんが今回語るテーマは——「老後」って、実際は何のこと?

「ママって老後の準備できてる?」と聞かれて

先日、娘に「ママって老後の準備できてる?」と聞かれました。あまりに唐突だったので、ちょっぴり「えっ!」と怯みながらも、思わず、「できてない!」と即答しました。
そして、すぐにこう思ったのです。
「老後の準備って、実際は何のこと?」と。

老後と聞くと、まず浮かぶのはお金のこと。年金とか、貯金とか、資産運用とか。でも、年金だけで暮らせる人が、今の日本にどれだけいるでしょうか。

私は法人を立ち上げて4期目になります。
自分の会社に雇われる形で働いていて、60代に入った今も厚生年金を払っています。
それでも、65歳から受け取る予定の年金は月にわずか10万円ほど。

正直、全然足りません。じゃあ、老後資金っていくらあれば安心なんだろう。
一生取り崩しても困らないくらいの貯蓄?
それとも、毎月安定した不労所得?
そう考えてみると、自分のこともなんだかよく分からなくなります。

私の場合、資産が増えていったのは起業してからです。とはいえ、現金はほとんど持っていませんが、不動産からの収入が少しあります。でも、それだって未来のことは分からない。つまり、老後資金って、あるようでないんですよね。そんなことを考えていたら、ふと思いました。そもそも「老後」って、今の時代に本当にあるのかな、と。

今年63歳になる私ですが、30年前の同じ年齢の頃、私の親はすっかり「老人」でした。まさに、年金暮らし。年齢でいえば、私はもう老年期に入っているのかもしれません。

でも、「老後」と呼ばれる暮らしをしている実感は、まったくないのです。

定年になって、年金で暮らす。そんなきれいな区切りは、もうあまり現実的じゃない気がします。娘の突然の問いかけに、「老後」って死語じゃないかと……。

私自身も、まだ働いていますし、これからも、何かしらの形で収入は得ていくと思います。そう考えると、「老後」っていう言葉そのものが、少し古いのかもしれません。未来のことなんて、正直わかりません。ちゃんと準備したつもりでも、何が起きるかは誰にもわからない。だからこそ思うのです。
老後の準備って、お金をどれだけ持っているかじゃないのかもしれない、と。

自分なりのお金とのつきあい方を知っていること。
必要なら、自分で稼ぐ力を持っていること。

そして、もうひとつ。
やっぱり健康です。働こうと思っても、体が動かなければどうにもなりません。
元気に動ける体があってこそ、行きたい場所にもいけ、やりたいこともできるんです。

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