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キングカズ【三浦知良さん・59歳】体力回復のための食事メニューは”発酵食品”がカギだった

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恩田貴子

不安なときこそ立て直すための「逃げ道」を

体だけでなく、ときに心が揺らぐこともある。特にケガが続いた昨シーズンは、気持ちが落ち込みそうになったという。

「でも、次の日には『今日も行くぞ!』って。ケガでサッカーができなくても、僕は歩ける。じゃあ、今できることは何だろうって、体幹トレーニングのメニューを考えたり、ケガをした部分に負担のない練習をしたり。すぐに気持ちを切り替えて、できることを探していましたね」

その切り替えの速さを支えているのが、意識的につくっている「逃げ道」だ。

「サッカーだけじゃなく、生活の中に自分の楽しみ、逃げ道を必ずつくっています。家で映画を観たり、友達とカフェに行ったり。自分を立て直すための、小さな居場所ですね。そういう時間があることで、自然と気持ちがリセットされる気がします」

痛みもあれば、体力的な衰えもある。それでも三浦選手の周りには、年齢を感じさせないみずみずしい空気が流れている。その正体は、彼の「老い」に対する考え方にあった。

「情熱がなくなったら、一気に老けるんだろうな、と思います。年齢を重ねれば、容姿や体のあちこちにガタが来るのは当然です。でも前向きな人って、いいオーラが出ている気がするんですよね。仕事に情熱を注ぎ、汗をかいて体を鍛えている人は、目に光があって、姿勢もピシッとしている。やっぱり若々しく見えると思うんです。そういうことを一切やめてしまってだらけた生活になると、それが老いにつながるんじゃないかな」

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