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「ふつうの相手でいい」というのは高望み!?婚活のプロが断言。親が動くほど結婚が遠のく理由とは?

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石川結貴

「ちゃんと育てたはずなのに、いい年したウチの子がなぜ結婚できないの?」——そう悩む親たちが、いま子どもに代わって出会いの場を探す「代理婚活」に動いています。30代の独身息子2人を持つ母親でジャーナリストの石川結貴さんが、自ら「代理婚活交流会」に参加して見えた現実とは? 話題の新刊『ウチの子の、結婚相手が見つからない!』から抜粋してお届けします。第4回は、婚活のプロが指南する奥深い話。

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ふつうの相手でいいというのは高望み?

息子自身の1年半の婚活、そして親である私の3度の代理婚活を経ても何の成果もなかった。真面目に働き、優しく思いやりがある我が子の結婚相手がなぜこうまで見つからないのか、私の悩みは深まるばかりだった。

そうした中、取材で知り合った結婚カウンセラーのひとりにこれまでの経緯を伝え相談してみた。
個人経営の仲人型結婚相談所に20年勤務し、親の代理見合いなども手がけ、今はある自治体の婚活支援に携わる岡田晴美さん(仮名・63歳)だ。

「やめたほうがいいんじゃないですか」
何かしら励ましてもらえるものと思っていたが、予想外の岡田さんのアドバイスに驚いた。

子どもの真面目さや優しさをわかってくれる人を探そうとする親はうまくいかない、要するに私は代理婚活に「不向きな親」というわけだ。
「年収とか家柄とか目先の条件で選別されるのがイヤだとしても、親が関わる以上はそういうものだと割り切るのが大事」
「まずは条件の合う親にどんどんアプローチして、子ども同士の見合いをさせる」
「子どもの意見などいちいち気にせず、とにかく一度会いなさいと強引に押し切れる親でなければ、子どもを結婚させられない」
そんな言葉の数々が極論に思えて内心引いたが、岡田さんの本心は別のところにあった。

「実は私、代理婚活はお勧めできないんです。だから石川さんにもやめたほうがいいと言ったんですよ」

いきなり切り出した岡田さんにまた驚いた。今しがた「相手の親にどんどんアプローチする」とか、「片目をつぶってでも会えと子どもを押し切る」と話していたのにまるで逆。そもそも岡田さん自身が以前の勤務先で親の代理見合いを手がけていたはずなのに、それを「お勧めしない」とはどういうことだろう。

「結婚しない子どもを案じる親の気持ちはよくわかるし、自分なりにお役に立ちたいとは思ってます。今の職場でも親からの相談を受けてますから、全面的に否定するわけじゃありません。ただ、自己中心的で勘違いしている親が多いことも事実です。そういう人たちが集まって代理婚活をしたところで平行線、いい結果にはならないでしょうね」

自己中心的、勘違いの代表格が「ふつうの相手でいい」、「高望みしていない」、そんな親だという。私がはじめての代理婚活で話した親のひとりもそうだったし、「これまで会った親御さんたちはみなさんそうだ」とも言っていた。どう見ても謙虚で誠実な態度のように思えるが、岡田さんはそれこそがとんだ勘違いだと指摘する。

たとえば娘を持つ母親が「お相手」候補の男性に求める「ふつう」とは、当の母親が持つ価値観や人生観に基づいていたりする。自身は堅実な仕事を持つ夫と結婚し、子どもを産み育て、家や車を買い、家族旅行や季節ごとの行事を楽しんできた。子どもを塾や習い事に通わせ、お受験をさせたり、有名校に進学させたり、安定した企業にも就職させた。

そういう母親が娘の「お相手」に求めるふつうとは、要するに自分と同じような生活を娘に与えられる男性だ。堅実な仕事に就き、いずれは家や車を持ち、子どもをしっかり教育し、世間に恥ずかしくない家庭を築ける「ふつうの男性」を探そうとする。

「冷静に考えれば、そのふつうって全然ふつうじゃないんですよ。今の未婚男性のどれだけの人が一生安泰でいられて、家も車も買い、子どもをお受験させられる経済力があるんでしょうか。実家が資産家とか、年収数千万円っていうなら余裕かもしれないけど、じゃあ自分の娘はその男性から選んでもらえるほど若くて美人で魅力があるのかって、客観的な視点を持てる人はめったにいないですね」

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