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「外出がおっくう」は危険サイン⁉ 【フレイル】の入り口を左右する2つのポイントとは?

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ゆうゆう編集部

フレイル(虚弱)という言葉を聞くと、筋力や体力の低下を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも実は、その始まりはもっと身近なところに! 最近、人と会う機会が減ったり、外に出るのがおっくうになったり——そんな何気ない変化が、フレイルの入り口になっていることも。国立長寿医療研究センター理事長特任補佐の鈴木隆雄さんに、食事・運動・社会参加の3つの面から、今日から無理なく始められるヒントを教えていただきました。

フレイルの兆候が最初に現れるのは?

フレイルは、一つの顔しか持たない。そう思い込んでいる人は多いかもしれない。

しかし実際には、フレイルは
「身体的フレイル」
「精神・心理的フレイル」
「社会的フレイル」
という3つのタイプが重なり合い、影響し合いながら進んでいく。

身体的フレイルは、筋力の低下やサルコペニア(筋肉量の減少)、口腔機能の低下、低栄養などが代表的だ。

精神・心理的フレイルは、気力の低下やうつ、軽度認知障害(MCI)などを指す。

そして社会的フレイルは、閉じこもりや孤立、孤食といった、社会や人との繋がりの喪失だ。

高齢者を追跡調査した研究から、フレイルの兆候が最初に現れるのは、社会的要因であることが多いとわかってきた。鈴木さんはその悪循環をこう説明する。

「高齢になり、社会との繋がりが薄れる→孤独感や疎外感を覚え精神的にうつっぽくなり、外出が減って運動不足に→料理も面倒になり、食欲も減退し、栄養不足に→こうして身体的にも衰えていく。この悪循環に陥らないためには、まず社会的フレイルを起こさない対策をすることが第一です」

退職、子どもの巣立ち、引っ越し、病気……。日常の変化をきっかけに、社会との接点が少しずつ失われていく。そのプロセスに、自分ではなかなか気づけないことも多い。

「社会と繋がり続けること」とは?

社会的フレイルへの対策として、鈴木さんがまず挙げるのは「楽しい交流を継続すること」だ。

会社人間だった男性よりも、地域のつながりやママ友との交流を大切にしてきた女性のほうが、社会的フレイルに陥りにくい傾向があるという。

「たとえば週一回レストランで友人とランチを楽しむ、といった習慣は非常にいい」

ただし、一人でいることを好む人に、無理に外出や交流を促す必要はない。大切なのは、本人がストレスなく楽しめるかどうかだ。

「家で本を読み、テレビやラジオを視聴しているほうが楽しいという人もいます。それも一つの社会参加。自分のストレスにならない方法で社会と繋がることが大切です」

たとえば、NHK「ラジオ深夜便」を聴くことも、立派な社会参加のひとつだと鈴木さんは言う。幅広いリスナーの声に共鳴したり、異なる考え方から学んだり、自分から発信したりすることも、人と繋がるひとつの形なのだ。

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