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野原みたいな【ナチュラルガーデン】を25年育ててきた兼岡美香さんの庭へ。バラのアーチと雑木の森がつながる初夏の景色

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園芸ガイド編集部

雑木中心の緑あふれる森のような庭を作る

兼岡さんの庭は、まっさらな土地からすべて自分たちの手作業で作り上げられました。いちばん最初に行ったのは、庭の動線を決めることで、棒で地面に描いた曲線に沿ってレンガを敷き、小径を作ることで庭全体の骨格ができました。その後、小さな雑木の苗を1本ずつ植え、庭の中に“島”のような植栽スペースをいくつか配置しました。それぞれの島には、ホスタをはじめとしたリーフ類や宿根草を植え込み、コツコツと作業を繰り返して、年月とともに自然なボリュームと奥行きがでてきました。

「雑木中心の緑溢れる、森のような庭を作ることが理想でした。でもその一方、庭作りの過程で雑草との闘いもありました。そこで、島以外のスペースには敷石を取り入れ、ローメンテナンス化を図っています。敷石をみずから運び、少しずつ敷き詰めていくたいへんな作業をコツコツと繰り返すことで、機能性と美しさを両立させた現在の形が生まれました」

小道の右はアオダモ、手前に原種ガーベラ・ヤメソニーの赤、シロタエギクやヤマアジサイなど、森の中にぽつりと咲く宿根草のように。

雑木の庭の主ともいえるシマトネリコの下にはミツバツツジ、つるバラ ‘レッドキャスケード’、ヤマアジサイ ‘九重山’、タイワントキワアジサイ。

北側に位置するシェードには、コゴミ、ヤブレガサ、ミヤコワスレなどとたくさんの種類のヤマアジサイで山野草のコーナーを。

アンティークのジョウロのわきには、フィリペンデュラ、ニシキシダ ‘シルバーフォールズ’ などが広がる。

【後編に続きます】

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撮影/柴田和宣 取材・文/橋本景子

※この記事は『園芸ガイド』2026年夏号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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