派手じゃないのに心ひかれる! 鎌倉市・六国見山で見頃を迎える【ヤマアジサイ】の景色と歩き方
古くは段々畑だったところもあり、今は落葉樹の落ち葉が上質な腐葉土となるため、土はフカフカ。2~3年生の株を植えると、2年ほどで見ごたえのある株になるそう。植え足し前には、大きく成長することを見越して2mの株間をあけて穴を掘り、200株のヤマアジサイを植栽した。
ヤマザクラと同様、六国見山を北鎌倉の名所に
最初の植栽から5年以上がたち、予想以上の景色ができあがったことに驚いているという同好会の会員やNPOスタッフの方々。当初は、株があまり定着しないことも考えて、やや密植ぎみにしていたそうです。一昨年と昨年、同好会の会員から集めたヤマアジサイ200株ずつを植え足したときには、株間を2mほどに拡大。植栽したアジサイはついに1000株に達しました。携わってきた皆さん、ヤマザクラと同様にこの六国見山を「北鎌倉の千本アジサイ」として名所にしたいという思いがあるそうです。
ただし、株数が増えた分、管理の苦労も。もともと自然の場所なので、つる性の草がアジサイの株元をすぐに覆ってしまうため、トリマーでの除草は必須です。また、ヤマアジサイの花が終わった6月には皆さんで剪定を行い、7月までには終わらせています。
ヤマアジサイを横目に眺めながら、小道をたどって少し上ったところには展望台があります。六国見山の名のとおり、伊豆大島や富士山など眺望を楽しめる日も多いそう。ヤマアジサイの自生地さながらの景色を満喫できる六国見山、歩きやすい靴を履いて、散策したい秘密のスポットです。
ヤマアジサイ愛好家にとっては希少な品種との出合いが期待できる場所であり、鎌倉近辺の子どもたちにとっては学校の遠足の行き先としても親しまれている六国見山。なかには樹齢300年ともいわれるヤマザクラもあり、木陰が多く初夏でも冷涼で過ごしやすい。「ヤマザクラのときとヤマアジサイのとき、両方見に来てほしいですね」(NPO団体「北鎌倉湧水ネットワーク」野口稔さん)
六国見山森林公園
所在地/神奈川県鎌倉市高野36番14
アクセス/JR大船駅東口バス乗り場「高野台」行きに乗り、「高野台」バス停下車、徒歩5分で六国見山森林公園北口へ。または、JR北鎌倉駅下車で徒歩30分。円覚寺側道路を大船方面に向かい、権兵衛踏切を右折し道なりに進み、途中、階段を上り、高野台の住宅地を抜けて、六国見山森林公園南口へ。
ホームページ/神奈川県鎌倉市のホームページ(https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/)から「六国見山」を検索
※駐車場、お手洗いはありませんので、ご注意ください。
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撮影/柴田和宣 協力/鎌倉アジサイ同好会
※この記事は『園芸ガイド』2026年夏号の記事を、WEB用に再編集したものです。
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