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秋の庭が華やぐサルビア【8選】晩秋まで楽しめる一年草・多年草

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光武俊子

サルビアはよく知っている花のようでも、世界中に原種だけで900種もあると知ったら驚きます。じつは公園花壇などで見慣れた一年草だけでなく、来年も咲いてくれる宿根草多年草)も多いのです。秋の終わりまで鮮やかに咲き続けるサルビアを楽しんでみませんか。

寒さに対する強弱と花色も多彩なバリエーション

サルビア属は日本にもアキギリなど10種ほどの仲間があります。花苗などでおもに流通するのは、やや寒さに弱くて一年草として扱うものが多い中南米原産の仲間と、寒さに強い宿根草(多年草)が多い欧州や北米原産のもの。同じサルビアでも一年草と多年草があります。

和名は「緋衣草(ヒゴロモソウ)」(サルビア・スプレンデンス)と呼ばれる真紅の花から、ブルーセージ(サルビア・ファリナセア)と呼ばれる青花、‘イエローマジェスティ’(サルビア・マドレンシス)のような黄花まで、バリエーション豊富です。

最近は、ニュアンスのある花色として人気のくすみピンクの園芸品種なども登場しています。

秋の庭が華やぐサルビア【8選】晩秋まで楽しめる一年草・多年草(画像2)

サルビア・スプレンデンス‘ヴィスタ’

また、サルビア・ファリナセアがブルーセージと呼ばれるのは、サルビアの英名がセージだからです。学名ではなくて英名で流通するものが意外に多いので、セージ=サルビアのことだと覚えておきましょう。

秋の庭を彩るサルビア一年草&多年草で8選

<一年草>

光り輝くような真紅の花だけじゃない【サルビア・スプレンデンス】

開花期:6~11月
草丈:40~60cm

和名はヒゴロモソウというように、光沢のある緋色の花を咲かせるサルビアの代表的な種。前に写真を紹介したくすみピンクなど、多彩な園芸品種があります。ブラジル原産の多年草ですが、寒さには弱いため一年草扱いです。花の先端にある花冠(かかん)を抜いて、つけ根から蜜を吸った記憶がありませんか?

お行儀よく咲きそろうブルーセージ【サルビア・ファリナセア】

開花期:5~11月
草丈:20~40cm

爽やかなブルーの花をそろって咲かせる、お行儀のよいサルビアです。花が終わったら花茎を切り戻すと、暑さの中でも次々に開花します。原産地の北アメリカからメキシコでは多年草ですが、日本の冬は越せません。公園の植栽などで見かけるように、白花の品種もあります。

風にそよぐナチュラルな雰囲気【サルビア・コクシネア(コッキネア)】

開花期:5月下旬~11月
草丈:50~70cm

スプレンデンスによく似ていますが、草丈が少し高く細い茎に花がややまばらについて、ナチュラルな雰囲気。風にそよぐ姿がやさしい印象です。ブルーセージと同じ原産地で、非耐寒性の多年草になります。コーラルピンクなどの園芸品種があります。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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耐寒性とは、植物が寒さにどれだけ適応できるかを示す性質のことです。特に冬のガーデニングでは重要な要素であり、気温が低くなる地域での植物選びの判断基準になります。例えば、パンジーやビオラのような耐寒性の高い植物は寒冷地でも育てやすい一方、熱帯原産の植物は室内栽培や防寒対策が必要です。耐寒性を知ることで、季節や地域に合ったガーデニング計画が立てやすくなります。

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流通名とは、植物や園芸用品などが販売される際に使われる名称のことで、和名や学名とは異なり、親しみやすく覚えやすい名前が多いのが特徴です。同じ植物でも流通名が異なる場合があるため、ガーデニングを楽しむ際には商品ラベルや説明をよく確認することが重要です。流通名の活用により、植物の人気がさらに高まることもあります。

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宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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開花とは、植物がつぼみから花を咲かせる現象を指し、植物のライフサイクルの中で繁殖を目的とした重要な段階です。開花には品種ごとの遺伝的要因に加え、温度・日照・水分・肥料などの栽培環境が大きく関係しています。開花の時期や条件を正しく理解することは、ガーデニングにおいて花を美しく咲かせるための基礎知識の一つとなります。

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草丈とは、植物が地面からどのくらいの高さまで育つかを示す言葉で、園芸品種の選定や植えつけ間隔を考えるうえで重要な指標になります。低い草丈の品種は鉢植えや寄せ植えに向き、高い草丈の品種は庭の背景や目隠しとして活躍します。花壇づくりでは草丈のバランスを取ることで、奥行きや見栄えのよいレイアウトに仕上げられます。

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花冠とは、萼の内側にあって雄しべや雌しべを取り囲んで守っている花弁の集まりのことです。バラのように花弁が1枚ずつ分かれる離弁花と、アサガオのように花弁が一体化している合弁花があります。花冠の形状は花の見た目や香りに大きく関わるだけでなく、昆虫の訪れやすさにも影響するため、植物の受粉戦略とも深く結びついています。

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学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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和名とは、植物の名前を日本語で表した呼び名のことです。ガーデニングにおいて、学名や英名に加え、和名を知ることで親しみやすさが増します。日本の文化や風土に根差した和名は、植物の特徴や用途、見た目を表現したものが多く、例えば「桜(さくら)」や「藤(ふじ)」などが代表例です。また、古文や和歌にも登場することがあり、日本の歴史や文学とも深い関わりを見せます。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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萼とは、花の一番外側にある葉のような構造で、つぼみを保護する役割を果たします。多くの植物では緑色で硬く、花が咲いた後も果実の下に残ることが多く、花の構造や分類を理解するうえで重要な要素です。例えば、ナスの実の下部についている星形の部分が萼であり、種によっては目立たず早期に脱落するものもあります。また、ガクアジサイのように、萼が大きく発達して花のように見える装飾花となる場合も多くあります。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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