花冠(かかん)
花冠とは、萼の内側にあって雄しべや雌しべを取り囲んで守っている花弁の集まりのことです。バラのように花弁が1枚ずつ分かれる離弁花と、アサガオのように花弁が一体化している合弁花があります。花冠の形状は花の見た目や香りに大きく関わるだけでなく、昆虫の訪れやすさにも影響するため、植物の受粉戦略とも深く結びついています。
関連記事
園芸用語をもっと見る
-
夏植え球根
夏植え球根とは、初夏から夏に植えつけを行い、夏から秋にかけて花を咲かせるガーデニングで人気の球根植物を指します。代表的なものにはリコリスやコルチカム、...
-
根傷み
根傷みとは、植物の根が損傷を受けることを指し、ガーデニングでは注意が必要な問題です。原因としては移植作業時の不注意、過湿や乾燥、肥料焼けなどがあります...
-
親づる
親づるとは、つる性植物において最も早く伸び出した主軸のつるのことです。生育初期の栄養吸収や株全体の生長に大きく関与し、適切に管理することで子づるや孫づ...
-
ガゼボ
ガゼボとは、庭園や広場に設置される西洋風の小さな東屋で、屋根と柱だけの開放的な構造が特徴です。古くはヴィクトリア時代の庭園装飾として親しまれ、近年では...
-
サンクンガーデン
サンクンガーデンとは、地面より一段低い位置に設けられた沈床式の庭園を指します。「サンクン(sunken)」は英語で「沈んだ」という意味があり、視線を下に誘導...
-
エアプランツ
エアプランツとは、土を必要とせず空気中の水分を吸収して育つ植物の総称で、おもにチランジア属の植物がこれにあたります。葉にあるトリコームと呼ばれる構造で...
