「先約があるので…」で終わらせない!気まずくならずにお誘いを断る“代案”の伝え方
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川原 礼子
相手を傷つけない「代案」と、笑える「トドメ」
角を立てずに断るポイントは、「代案」を示すことです。私がかつて研修先でお会いしたある社員の方は、お子さんが小さく、夜の飲み会には参加できませんでした。そこで彼女はいつも「夜は難しいけれど、ランチならぜひ!」と返していました。
これなら、相手への感謝を伝えつつ、自分の状況も理解してもらえます。家族を理由に使えないならば、こんな代案の活用があります。
「最近、朝活を始めたので、夜9時には寝るようにしているんです。ランチなら喜んで!」
「今年いっぱいは集中したいことがあるので、また来年誘ってください」
お酒が飲めない私の知り合いは、「来世は飲める体で生まれてくるので、そのときはぜひ誘ってください!」と、笑いをとりながら「トドメのひと言」を放っていました。ここまで振り切ったユーモアで返されたら、相手も笑って納得するしかありません。
よく考えてみると。やさしいあなただって、誰かが無理して自分の誘いにつきあってくれていると知ったら、申し訳ない気持ちになりませんか? 「ごめん、今はこういうルールで動いているんだ」と明るく断られたほうが、案外「そっか、了解!」とスッキリ受け入れられるものです。
そして、ひとつ覚えておいてほしいことがあります。人はそこまであなたに関心がありません。あなたが〈悪いことしちゃったな〉といつまでも気に病んでいる頃、相手はもう次のメンバーを見つけて、楽しく乾杯していることでしょう。
誘ってくれた相手への感謝を「代案」に込めて返す。それは、相手の期待を裏切る行為ではなく、おたがいの時間を大切にするための、立派な「やさしさ」なのです。
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