胞子(ほうし)
胞子とは、植物や菌類が繁殖や生存を目的として生み出す微小な生殖細胞のことです。特にシダ植物やコケ植物、カビやキノコなどで見られる現象で、種子と異なり胚を含まない特徴があります。軽くて風や水、動物を利用して遠くまで運ばれ、広い範囲で繁殖が可能です。ガーデニングでは、シダ類など胞子植物の特徴的な繁殖方法として、その生態を観察する楽しみも広がります。
関連記事
園芸用語をもっと見る
-
総状花序
総状花序とは、茎または花軸に沿って花が規則正しく並び、下から順に開花する形態の花序を指します。スズランやフジなど、縦に連なる姿が美しいのが特徴です。似...
-
嫌気性
嫌気性とは、「酸素を嫌う」という意味で、酸素の少ない環境下でも生存・活動できる微生物や反応を指します。堆肥づくりの際に通気性が悪くなると、嫌気性菌が優...
-
不定芽
植物の不定芽とは、通常の生長パターンとは異なる場所から発生する芽のことです。茎や根、葉など、分化しない部位から突然現れることが特徴です。不定芽はおもに...
-
長日植物
長日植物とは、日照時間が一定時間より長くなると花芽を形成する植物を指します。具体的には、夜の時間が短くなることで開花が促進されます。ペチュニアやカー...
-
ハイドロカルチャー
ハイドロカルチャーとは、ハイドロは水、カルチャーは栽培のことで、水耕栽培のことを指します。土のかわりに専用の砂(カラーサンド)や粘土を焼いて作った発泡...
-
台芽
台芽とは、ガーデニングで株や枝から自然発生する新芽の一種を指します。この芽は、接ぎ木植物において台木側から生えるため“台芽”と呼ばれます。接ぎ木の目的は...
