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園芸用語集

【は】

葉(は)

葉とは、植物が光合成を行い養分を作り出す重要な器官の一つです。形状や色彩、質感は植物によって多種多様で、観葉植物やカラーリーフなど、ガーデニングでも装飾的な役割を果...

胚(はい)

胚とは、植物の種子内に含まれる、将来生長していく芽や根のもととなる部分です。種子が発芽する際、胚が水分や栄養を吸収して生長を始め、芽を出したり根を張ったりします。ガ...

灰色かび病(はいいろかびびょう)

灰色かび病は、ガーデニングで注意すべき病害の一つです。菌類の一種であるボトリチス菌が原因で、おもに湿度の高い環境で発生しやすいのが特徴です。この病気は多くの植物に感...

配合肥料(はいごうひりょう)

配合肥料とは、異なる種類の肥料成分をバランスよく配合してつくられた肥料のことです。必要な栄養素を効率よく植物に供給できるため、ガーデニング初心者にも扱いやすいのが特...

這い性(はいせい)

這い性とは、植物の茎や枝が横方向に地面を這うように広がりながら生長する性質のことを指します。代表的な例として、グラウンドカバーとして人気のアイビーやシバザクラなどが...

ハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーとは、ハイドロは水、カルチャーは栽培のことで、水耕栽培のことを指します。土のかわりに専用の砂(カラーサンド)や粘土を焼いて作った発泡煉石などを使っ...

ハイブリッド

植物におけるハイブリッドとは、異なる種類や品種を掛け合わせて生まれた交雑種のことです。ガーデニングでは、新しい色や香り、生長特性を楽しめる点で人気です。例えばバラや...

ハイブリッドティー

ハイブリッドティーは、ガーデニングで最も人気のあるバラの系統の一つです。19世紀後半に生まれたこの系統は、花の形が美しい古典的なティーローズと丈夫なハイブリッドパーペ...

葉挿し(はざし)

葉挿しとは、多肉植物や観葉植物のふやし方として親しまれている方法の一つで、親株から取った葉を土や水に挿して発根・発芽させる技術です。例えば、ガーベラやセントポーリア...

播種(はしゅ)

播種とは、タネを土にまいて植物を育てるガーデニングの基本的な作業のことを指します。季節や植物の種類に応じて適切な時期を選ぶことが成功のポイントです。一般的には細かな...

ハス口(はすくち)

ハス口とは、ジョウロの先端に取りつけられる散水パーツのことを指します。名前の由来は、ハスの花托(かたく)を連想させる形状にちなむものです。このパーツを使うと、ジョウ...

裸苗(はだかなえ)

裸苗とは、土や培地を取り除いた状態の苗木を指します。特にバラや果樹の流通で一般的で、根がむき出しのため「裸苗」と呼ばれます。土つき苗に比べて配送や植えつけが簡単で、...

ハダニ

ハダニは、庭や鉢植えでよく発生する小さな害虫で、植物の葉裏に付着し汁を吸うことで被害を与えます。暖かく乾燥した環境を好み、特徴的な斑点模様や葉の変色、枯れを引き起こ...

鉢上げ(はちあげ)

鉢上げとは、タネまきやさし木で育った小さな苗を、根がしっかりしてきた段階でポットや鉢に移して育てる作業です。

鉢カバー

鉢カバーとは、観葉植物や花の鉢にかぶせて装飾性を高めるアイテムです。植木鉢を直接隠すことで室内や屋外のインテリアとして活用され、素材はプラスチック、陶器、金属、木製...

鉢皿(はちざら)

鉢皿は、鉢植えの底に敷く皿のことで、植物の水やり後に排水された余分な水を受け止める役割を持ちます。これにより、室内やベランダが濡れるのを防ぎ、植物の周囲を清潔に保つ...

鉢底網(はちぞこあみ)

鉢底網は、鉢植えの底に敷いて使う網で、土が鉢の穴から流れ出るのを防ぎます。害虫の侵入を防ぐ効果もあります。鉢底の穴が小さかったり、底が網状になっていたりする鉢の場合...

鉢底石(はちぞこいし)

鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが...

鉢花(はちばな)

鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空...

鉢増し(はちまし)

鉢増しとは、植物を育てる際に現在使用している鉢よりも一回り大きな鉢に植え替える作業を指します。これは、植物の生長に伴って根が鉢内で窮屈になり、十分な生育が妨げられる...

発芽適温(はつがてきおん)

発芽適温とは、植物のタネが最も効率よく発芽するために適した温度のことです。植物の種類ごとに適温は異なり、多くの野菜は15~30℃の範囲を好みます。一例として、トマトは20~...

花形(はながた)

花形とは、ガーデニングにおいて花の形状や咲き方を指します。漏斗形、鐘形、バラ形など多彩なタイプがあり、花壇や鉢植えのデザインで個性や全体の雰囲気を引き立てます。特に...

花がら摘み(はながらつみ)

花がら摘みとは、咲き終わった花(花がら)をこまめに取り除く作業のことです。見た目をきれいに保つだけでなく、新しい花を咲かせやすくし、病気の予防にもなります。

花首(はなくび)

花首とは、植物の花と茎をつなぐ部分を指します。この部位は、花の向きを調整したり、花の栄養や水分を茎から運ぶ役割を担っています。特に、切り花を選ぶ際に花首の状態を確認...

花肥(はなごえ)

花肥とは、花を美しく咲かせるために施す肥料のことです。特にリン酸成分が多く含まれたものが一般的で、花芽の形成や開花促進に効果を発揮します。ガーデニングでは春から秋に...

花芽(はなめ、かが)

花芽とは、植物が開花の準備を始めるために形成される芽のことです。この芽は、茎や枝の先端、葉のつけ根などに現れる場合が多く、やがて美しい花を咲かせる基となります。ガー...

葉水(はみず)

葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉...

ハモグリバエ

ハモグリバエは、ガーデニングにおいて厄介な害虫の一種です。この小さなハエの幼虫は、おもに葉の内部に潜り込みながら食害を起こし、葉に独特の白い筋状の跡(葉潜り跡)を残...

葉焼け(はやけ)

葉焼けとは、植物の葉が強い日差しや高温、乾燥によるストレスで変色したり、茶色く枯れたような状態になったりする現象を指します。夏の直射日光やエアコンの風が原因になるこ...

春植え球根(はるうえきゅうこん)

春植え球根とは、春に植えつけを行い、初夏から秋にかけて開花する植物の球根を指します。代表的なものにはダリア、グラジオラス、カラーなどが挙げられます。寒さに弱いため、...

春まき一年草(はるまきいちねんそう)

春まき一年草とは、春にタネをまき、その年の夏から秋にかけて花を咲かせる植物のことを指します。生長が早く短期間で華やかな庭を演出できるため、ガーデニング初心者にも人気...

ハンギングバスケット

ハンギングバスケットとは、壁や柱、フェンスなどに吊り下げられる鉢植えのことを指します。ガーデニングでは立体的な彩りを楽しむのに最適なアイテムで、限られたスペースでも...

ハーブ

ハーブとは、料理やお茶、美容、薬用などに利用される植物の総称です。ミントやバジル、ローズマリーなどが代表的で、ガーデニング初心者にも育てやすいと人気があります。日当...

【ひ】

ひこばえ

ひこばえとは、切り株や樹木の根元、接ぎ木の台木から新たに芽吹く若い芽や枝のことを指します。ガーデニングでは不要なひこばえを取り除くことで、主枝の生長を促し、植物の健...

被子植物(ひししょくぶつ)

被子植物とは、種子を作る植物の中で子房に種子が包まれている種類のことです。花を咲かせる植物のほとんどがこれに該当し、バラやヒマワリ、トマトなどが代表例です。種子が外...

一重咲き(ひとえざき)

一重咲きとは、花びらが1列だけ並んでいるシンプルな形状の花を指します。このタイプの花はナチュラルな雰囲気や素朴な美しさが魅力で、ガーデニング初心者にも人気があります。...

日向土(ひゅうがつち)

日向土は、宮崎県の火山地帯で採取される軽石を原料とした土壌資材で、ガーデニングにおいて人気の高い培養土の一種です。排水性と通気性が優れており、多肉植物や山野草、サボ...

表土(ひょうど)

表土とは、ガーデニングや農作業において地表のごく浅い部分を指し、植物の生育に重要な土壌層です。この部分は通常、有機物や微生物が豊富で、植物が栄養を吸収しやすい環境を...

肥沃(ひよく)

肥沃とは、土壌が植物の育成に適した栄養素を豊富に含む状態を指します。肥沃な土壌は、水分保持力や排水性、通気性がバランスよく整っており、有機物や微生物も豊かです。ガー...

平鉢(ひらばち)

平鉢とは、深さが浅くて広がりのある形状をした鉢のことを指します。特に根が浅く広がる植物や多肉植物、苔玉などに適しており、見た目もスタイリッシュで、ガーデニングにおい...

肥料(ひりょう)

肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発...

品種(ひんしゅ)

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

【ふ】

ファン仕立て(ふぁんじたて)

ファン仕立てとは、ガーデニングで果樹やつる性植物を育てる際に用いられる、枝を扇形に広げて誘引する方法です。この仕立て方は日光を均等に当てることが可能で、植物全体の生...

斑入り(ふいり)

斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめ...

フォーカルポイント

フォーカルポイントとは、庭や花壇の中で視線を引きつける“見せ場”のことです。シンボルツリーや大きな鉢植え、アーチやオーナメントなどを使ってつくります。

覆土(ふくど)

覆土とは、タネまき後にその上からかぶせる薄い土のことです。タネが乾燥したり、流れたりするのを防ぎ、発芽しやすい環境をつくります。覆土の厚さは、タネの大きさの2~3倍が...

覆輪(ふくりん)

覆輪とは、植物の葉や花びらの縁に現れる色の違う線状の模様を指します。この模様があることで、植物全体の印象が華やかになり、観賞価値が高まることが多いです。例えば、チュ...

不織布(ふしょくふ)

不織布とは、繊維を織らずに接着などの方法で加工したシート状の素材のことです。ガーデニングでは、防虫防鳥シートや寒冷紗の代用として使われることが多いです。軽くて扱いや...

富士砂(ふじすな)

富士砂とは、火山岩を砕いて生成した軽石を含む砂質の土壌素材のことです。その名の通り、富士山周辺で採取されることが多く、通気性や排水性に優れているため、ガーデニングに...

不定芽(ふていが)

植物の不定芽とは、通常の生長パターンとは異なる場所から発生する芽のことです。茎や根、葉など、分化しない部位から突然現れることが特徴です。不定芽はおもに植物の再生力を...

ふところ枝(ふところえだ)

ふところ枝とは、樹木の幹や樹冠の内側に位置する枝を指します。ふところ枝がふえると日ざしが不足しやすく生長が抑えられるため、花や実のつき方が悪くなることも多いです。そ...

冬越し(ふゆごし)

冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷...

腐葉土(ふようど)

腐葉土とは、落ち葉や枯れた植物の枝などが微生物の働きによって分解され、ふかふかの土状になったものです。ガーデニングでは、土壌改良材として使用されることが多く、通気性...

【へ】

ヘゴ仕立て(へごじたて)

ヘゴ仕立てとは、植物を熱帯地域のシダ植物「ヘゴ」の幹に誘引して育てる方法です。湿気を保ちやすい特性を生かし、ランや観葉植物などの樹木などに着生して生長するエピフィッ...

【ほ】

苞(ほう)

苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にあ...

胞子(ほうし)

胞子とは、植物や菌類が繁殖や生存を目的として生み出す微小な生殖細胞のことです。特にシダ植物やコケ植物、カビやキノコなどで見られる現象で、種子と異なり胚を含まない特徴...

苞葉(ほうよう)

苞葉とは、植物の芽や花を包み込むように生えている特別な葉のことを指します。一般的な葉とは異なり、形状や色が多様で、中には花びらのように見えるものもあります。有名な例...

ほふく茎(ほふくけい)

ほふく茎とは、地面を這うように伸びる植物の茎のことを指します。この茎は節ごとに発根して新しい株を作り出す特性があり、イチゴやグラウンドカバー植物で広く見られます。庭...

ほふく性(ほふくせい)

ほふく性とは、地面を這うように生長する植物の性質を指します。この特徴を持つ植物は、茎が地表を広がりながら生長し、節から根を出して新たな株を形成することがあります。代...

本葉(ほんば)

本葉とは、種子植物が発芽して最初に出る子葉の次に展開する葉のことを指します。この本葉は植物ごとに形状や特徴が異なり、生長が進むにつれて、その植物本来の姿を示す重要な...

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