好きな季語はありますか? 俳句の季語クイズであなたの季節感をチェックしてみましょう!
再び月にまつわる季語。月白・無月・雨月・初月・神無月 秋の季語でないものはどれ?【大人の教養】季語クイズ
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少しカンタンだったかもしれませんね。
秋の季語でないのは「神無月(かんなづき)」です。
神無月は陽暦の11月、陰暦では10月のこと。
「多くの神々が出雲に旅立ち、神々が留守になるという」という月です。
ちなみに、出雲では「神有月」といいます。
ほかにあげたものも解説しておきましょう。
「月白(つきしろ)」は、「月が上る直前に東の空が白みわたって見えること」
「無月(むげつ)」は「陰暦8月15日の月が、雲に隠れて見えないこと」
「雨月(うげつ)」は「雨のために名月が見られないこと」。
「初月(はつづき)」は「陰暦8月の初めごろに見える、三日月よりも細い月」をいいます。
月白、無月、雨月の3つの季語はどれも、空を見上げても月の形が見えていません。いにしえの人は、月を愛でるだけでなく、月が見られない夜空をもまた大切にしていたということなのでしょうか。
季語の解説は、『新版いちばんわかりやすい 俳句歳時記 秋 冬 新年』辻桃子・安部元気著(主婦の友社)を引用しています。
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