マチュア世代のキッチン収納の極意。しゃがまなくていい配置と収納とは? 料理研究家 上田淳子さんが指南
上田さん流 すっきり見えて体もラクなキッチン収納
取り出しやすく、調理しやすく、片づけもしやすい……そんなこだわりがぎゅっと詰まった上田さんのキッチン。
ムダな動きがいらない収納の工夫で、日々の暮らしがより快適に。
重い鍋はゴールデンゾーンに
年を重ねると、しゃがんで作業するのが大変に。そこで収納にひと工夫。
「私も腰が痛くなってきたので、キッチンではしゃがまなくていいような配置と収納を心がけました。重い鍋は下のほうにしまわず、取り出しやすい高さに。そして、鍋はきれいにふきにくいもの。水けが残ったまましまうのは嫌だったので、出しっぱなしの見せる収納にしました。鍋を使ったときにサッと棚をふけるので、掃除がしやすいというメリットもあります」
軽いもの 収納ボックスをそろえて整然と
重いもの、缶詰やパスタは見えやすく
夫が手伝いやすいしまい方を工夫
「夫にもキッチンに立ってほしい、手伝ってほしいと思うなら、キッチンを妻だけの城にせず、夫と共有すること」
そこで上田さんは、慣れない夫でも調理や手伝いがしやすい収納を意識した。
「小皿やカトラリーはダイニング側の引き出しに。夕飯を作りながら、ダイニングにいる夫に『お皿を出しておいて』と頼めます。収納場所がわかりやすければ『どこ?』と聞かれることもないし、夫も動きやすい動線なら無理なく家事をシェアできます」
カトラリーはダイニングから取り出しやすく
基本の調味料は1カ所に
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