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【ガーデニング】失敗しないバラ選び。バラの色を選ぶときに気をつけることは? 色と大きさの関係も

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吉原美奈子

APRICOT アプリコット

名前のとおりアンズ色のバラですが、黄色をおびたアプリッコトイエロー、ピンクをおびたアプリコットピンクなどの花色があります。穏やかな花色は庭に優しい雰囲気をもたらしてくれます。バラブームの火付け役となったイングリッシュローズにも多くのアプリコットのバラがありますが、‘アブラハム ダービー’はその代表格。大輪のカップ咲きの花が開くと強く甘いフルーティーの香りが漂ってきます。

【ガーデニング】失敗しないバラ選び。バラの色を選ぶときに気をつけることは? 色と大きさの関係も(画像7)

‘アブラハム ダービー’(筆者撮影)

RED 赤

バラの花言葉は『愛』と『情熱』ですが、それにふさわしいのが赤いバラ。ピンクのバラが好きな人はたくさんいますが、プロポーズにはやっぱり赤バラが必須です。それだけインパクトが強いということですから、植え場所をよく考えてから選ぶことが大切です。赤にも明るい赤、朱赤、黒赤などの色幅があり、剣弁高芯咲きだと庭の主役にぴったりで、房になって咲くタイプだとカジュアルな雰囲気になります。

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イングリッシュローズとは、イギリスの育種家デビッド・オースチン氏によって開発されたバラの系統で、オールドローズの香りや花形と、モダンローズの四季咲き性、耐病性をあわせ持っています。カップ咲きやロゼット咲きが多く、ナチュラルガーデンにぴったりの優雅な雰囲気を演出します。

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オールドローズとは、1867年に最初のモダンローズである‘ラ・フランス’が登場する以前に育種・栽培されていたバラの総称です。ダマスク系やガリカ系など豊かな香りと花姿を特徴とする系統がいくつかあり、多くは一季咲きです。自然な樹形の美しさから、ナチュラルな庭づくりによく取り入れられます。

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ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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交配とは、異なる個体間で花粉を授受させ、種子を作らせることを指します。自然界では風や昆虫によって行われることが多く、人為的には望ましい性質を持った植物同士を選び、花粉を人工的に移すことで、新たな品種づくりや改良が行われます。例えば、花色や香りの強いバラや、実の大きなトマトなどは、長年の交配によって生まれたものです。家庭園芸でも、自家採種やオリジナル品種の作出を目指す際に、交配は魅力的な技術の一つです。

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