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【ラストマン第6話】皆実(福山雅治)が語る「人生はガチャの連続です」。家族について考えさせられる回だった

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田幸和歌子

福山雅治と大泉洋が「無敵のバディ」となって難事件を解決していく、TBS日曜劇場のエンターテインメント。第1話ではエンディングのアドリブも話題になりました。上川隆也、吉田羊、King&Prince永瀬廉と、共演者も魅力的。数々のドラマのレビューを執筆する田幸和歌子さんに、今週の「ラストマン」を語っていただきます。(ネタバレにご注意ください。)

【ラストマン第5話】心太朗(大泉洋)と皆実(福山雅治)の過去が少しずつ明らかに! 心太朗の父の謎にも注目

福山雅治主演×大泉洋出演×黒岩勉脚本のTBS系日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』の第6話が、5月28日に放送された。

皆実(福山雅治)と心太朗(大泉洋)は、護道家での清二(寺尾聰)の誕生日パーティーに招かれる。しかし、心太朗はその輪に入ろうとしない。養子として護道家に引き取られた心太朗は、幼少期、清二の誕生日に手作りの肩たたき券を送ったが、そんなものしか用意できないことに肩身の狭い思いをした経験を思い出していたのだ。

そんな最中、東京郊外の別荘で立てこもり事件が発生する。犯人は別荘の持ち主で、警備会社社長の菊知(高嶋政宏)。菊知は自身の妻と娘を人質にして、現金10億円を要求する。社会的地位も名誉もある人物がなぜ? 

そこで皆実が犯人への交渉役を買って出て、心太朗は菊知の指示により、10億円を調達することになった秘書を追う。

しかし、犯人の妻が撃たれていることがわかり、皆実は単身、丸腰で別荘に乗り込む。そこで、自分が妻の代わりに人質になることを提案するのだった。

その頃、心太朗は、菊知が談合疑惑で逮捕される前に国外へ逃亡し、妻と娘を殺すつもりとの情報を得る。

一方、菊知の声に興奮より怯えが感じられることに違和感を抱いていた皆実は、菊知が何者かに脅されていることに気づく。そして、モールス信号で、菊知は娘を誘拐され、犯人の命令を聞いていると伝えると、そこで浮かび上がってきたのが、発砲を聞いて通報してきた宇佐美(前原滉)だった。

心太朗たちは先回りして宇佐美の身柄を確保。しかし、宇佐美は、娘が死ねば半分成功だと笑う。
実は宇佐美は、菊知の息子で、離婚の際に母親に引き取られたのだった。

宇佐美がそれを知ったのは、1年前に母が死んだとき。調べてみると、父である菊知は日本を代表する警備会社社長で、その娘・恵茉(米村莉子)は私立の小学校に通い、バレエを習うなど優雅な暮らしをしていた。

腹違いの妹と自身の境遇の差に憤りを感じた宇佐美は、菊知の会社に清掃バイトとして潜り込み、自宅を突き止め、全てをぶち壊す決意をした。そして、菊知の秘書の談合をつかむと、その罪を全て菊知に被せるとして、秘書に協力させていたのだ。

恵茉の監禁場所の発火装置作動まで時間がない。そこで、スタンガンで気絶させた宇佐美を騙し、時計の針を進め、監禁場所がすでに発火したことを装って、恵茉の居場所を突き止め、救出に成功。

「親ガチャ」という言葉を用いて、自身と恵茉の境遇の差に恨み言を言う宇佐美だが、そこで皆実が語ったのは思いがけない事実だった。

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