知ってる?「腰痛が改善する!」と今話題のストレッチ。理学療法士・兼子ただしさんが伝授!
カリスマストレッチトレーナーで理学療法士の兼子ただしさん開発のストレッチが、「長年悩まされていた腰痛が改善した!」などと、今、話題になっています。ここでは書籍『10秒で長年の痛みが消える!神経系ストレッチ』から、「腰痛改善」のストレッチをご紹介します。
腰痛の真犯人は実は「おなか」
動かすと痛い、座ると痛い、じっとしているだけで痛い…。マッサージしても治らない「腰痛」に悩まされている方、必見です。厚生労働省の発表によると、実は腰痛の約85%が原因不明。
実際、何をしても治らない方が多数、僕のスタジオを訪ねてきます。以前、100人の腰痛の人を集めて実験してみたところ、なんと腰痛持ちのほとんどの方が、おなかが緊張してかたくなっていました。そこでおなかをストレッチしたら、どれだけ腰をもんでも押しても治らなかったのに、みなさん腰痛が解消されました。
信じられない話かもしれませんが、腰痛の真犯人はおなかです。おなかには筋肉と内臓を分ける「腹壁」があり、腹壁や腹部の内臓には神経が通っています。その神経の上にある膜が「攣縮(れんしゅく)」つまり緊張してかたくなり、前から腰を引っぱっているのが腰痛の原因です。
女性の場合、月経中に腰痛になる方が多いことからも、体感としてわかるのではないでしょうか。痛い部分である「痛点」と、引きがねである「トリガーポイント」が異なっているから気づきにくい盲点です。腰の痛みがある部分を、おなか側からぐっと押しながら、深呼吸を繰り返してみてください。それだけでも腰が軽くなるはずです。
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