太らない体になる。たんぱく質でダイエットする基本のルールとは?
ダイエットは食べる量が関係しているだけではない、ということに、うすうす気づいてきたマチュア世代の方も多いことでしょう。食卓にたんぱく質を上手に取り入れて、太りにくい体をつくるコツについて、理学博士で管理栄養士の古谷彰子さんに教えていただきます。
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糖質制限やグルテンフリーのように、何かを食べない、制限するダイエット。確かに頑張れば、いったん体重は減るかもしれません。でもずっと続けるのはなかなか大変ですし、食べたいものを我慢するのは、大きなストレスになります。
それに食べない、必要な栄養をとれないダイエットは肌がカサカサになる、白髪が増える、髪からツヤが失われるなどデメリットがいっぱい。いくら体重が減っても、マチュア世代が絶対に避けたい「やつれた印象を与える」「老けて見える」心配があります。
たんぱく質をしっかりとりながら、1日に食べる量や内容は大きく変えずに、食べる時間を調整するのが、今回ご紹介するダイエット。基本的に「絶対に食べてはダメ」なものはないので、ノーストレスで楽しくトライできます。
基本的なルールをまずご紹介しましょう。
たんぱく質でダイエット!の基本ルール
ルール1 朝食でしっかりとたんぱく質をとって体内時計をリセット
「時間がない朝はトースト1枚ですませる」、「おにぎり1個食べれば、それでOK」なんていう朝食をとっていませんか?
実は朝食には、エネルギーを補給するだけでなく、体内時計をリセットするという大切な役割があります。
体内時計は24時間より少し長めなので、定期的にリセットしないと体内時差ボケが起きます。体内時差ボケは体調を崩す、メンタルの不調を招くもと。
また実際の生活リズムと体内時計が1~2時間ずれると、肥満リスクが1.2倍になるという報告もあるのです。
ルール2 10~12時間の空腹時間を作ってから、たんぱく質を含む朝食をとる
夕食から次の日の朝までしっかり空腹時間を作ってから、たんぱく質を含む栄養バランスのとれた朝食を食べましょう。
「食べるダイエット」とはいえ、むやみやたら、のべつまくなしに食べていたら、カロリー過多になってしまいます。たんぱく質ダイエットのカギは食べる時間を意識すること。いつ、何を食べるかを考えることで、太りにくい体になれるのです。