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【オレガノ】の栽培方法と活用アイデア2選|桐原春子さんの育てて楽しむハーブ生活

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ゆうゆう編集部

「ハーブは暮らしに役立ててこそ、楽しい!」と話すのは、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さん。本連載では、毎回1種類のハーブを取り上げ、栽培方法や活用方法、歴史などを教えていただきます。第9回は【オレガノ】です。

本連載の他、桐原春子さんの記事は桐原春子さんの育てて楽しむハーブ生活をご覧ください。

トマトとの相性がバツグンな【オレガノ】

トマトとの相性がよいとされるオレガノですが、利用の機会が今ひとつなくて……という人も多いのでは。じつは、オレガノはとても使いやすいハーブです。ここで特徴や利用法をマスターし、生活に取り入れてみてください。

別名/ハナハッカ(和名)、ワイルドマジョラム 
科名/シソ科 
性質/多年草

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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草丈/50~80㎝

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家庭料理に欠かせない“おばあちゃんの味”

「オレガノはこしょうに似たピリッとスパイシーな香りがもち味。葉をサラダの彩りに加えたり、煮込み料理に入れて風味をつけたり、あら塩にドライのものを加えてハーブソルトを作ったりと、いろいろな料理に活用できます。南仏ではラタトゥイユなどの家庭料理によく使われ、まさにおばあちゃんの味のような存在。エルブ ド プロバンスと呼ばれるハーブミックスの材料にも欠かせません」と話す桐原春子さん。

フレッシュでもドライでも利用できますが、ドライのほうが青くささがないのでお好みで。桐原さんはフレッシュの葉を刻んで納豆に入れてみたこともあるそうで、「スパイシーな香りで、いつもの納豆が目新しく感じました。慣れていない方は、トマトのスライスに葉を添えることから始めてみては。それだけでおしゃれに見え、風味がアップしますよ」。

また、オレガノはエスニック料理との相性も良好。

「チヂミに入れたり、中華風おかゆなどでコリアンダーの代わりにオレガノを使うのもいいでしょう。豆板醤や魚醤にオレガノをプラスしても、奥深い味が生まれます」

育てやすいのでぜひ一家に一鉢を!

オレガノは丈夫で、日照と風通しがよければどんどん生長します。桐原さんは鉢植えで育てていますが、「株はよく増えて菊の懸崖仕立てのように茂ります。戸外で冬越し

冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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もできるので、一鉢あると便利ですね」。

みずみずしい葉を随時、収穫できますが、花が咲く頃に茎ごと収穫し、使いきれない分はドライにするのもおすすめ。

「ドライにした茎はリースの土台など、クラフトにも利用できます。淡いピンクから紫がかった小さな花も魅力的で、ブーケやリースにシックな趣を与えます」

スパイシーな香りのオレガノ= ワイルドマジョラム

小さな葉からスパイシーな香りを放つオレガノを、シノワズリーの器に入れてキッチンに。

オレガノには花や

苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にある小さな部分で、苞は花を守る役割をしています。

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葉(ほうよう)の美しい園芸種もありますが、料理やティーにはワイルドマジョラムとも呼ばれる基本種を使います。

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