50代から急増する「薄毛の悩み」クリニックでしか受けられない治療があるってほんと?
髪がぺちゃんこになってきた、分け目が目立って気になる……。50代になると、そういった悩みが増えてきます。クレアージュ エイジングケアクリニック総院長の浜中聡子先生にうかがう、女性のための薄毛対策レクチャー。第4回は、薄毛の本気の悩みに対してクリニックではどんな治療が行われるのか。効果のある薬剤や治療法について話を進めていきましょう。
▶▶クリニック選びにおける注意点とは?
こんなセールス文句には注意!薄毛治療に良いクリニックの見分け方とは?
クリニックで受けられる薄毛治療は 内服薬と外用薬が基本になります
「薄毛は気になるけれど、病院に行くのは……」とためらい、ドラッグストアなどで手軽に買える育毛剤を試している方も多いかもしれません。それでも思うようにならないという方は、クリニックという選択肢もあります。クリニックでしか処方してもらえない薬もありますし、受けられない治療もあります。今回はクリニックで受けられる基本的な薄毛治療をご紹介しましょう。
内服薬=有効成分を体の内側から補う
飲んで体内から有効成分を吸収する内服薬は、基本的に市販では購入することができません。海外のサイトを利用して個人輸入する人もいますが、海外から薬を取り寄せる場合、配合されている成分が記載と異なっている、思わぬ副作用があるなどのリスクがありますし、万一「薬のせいで薄毛が進んでしまった」などのトラブルがあったときにフォローもしてもらえません。
「安いから」「受診の手間がいらないから」と安易にサイトで薬を購入しないこと! 内服薬を検討している方は、必ずクリニックを受診して、医師の指導のもとに使ってください。
薄毛対策として使われる内服薬には以下のようなものがあります。
●発毛を促す作用のある成分が含まれた薬
●ホルモンのバランスを調整する成分が含まれた薬
●抜け毛を改善する作用のある成分が含まれた薬
●髪や頭皮に大事とされる栄養素を配合した薬 など
内服薬を使うときに注意すること
クリニックの中には、いくつかの薬をあらかじめ組み合わせ「育毛セット」として販売している場合もあります。でも薄毛の原因や症状、進行の度合いなどは人それぞれ異なります。薄毛の専門家である医師の診察を受けて、飲む薬の種類、投与量、投与期間など、一人一人に合わせて調整してくれるのが良心的な医療施設と言えるでしょう。