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【大奥】「ほれほれどうする」“化け物”を見事に演じ切った仲間由紀恵に称賛の声が集まる

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田幸和歌子

戸惑い、助けを求めようとする家斉を制したのは御台だった。ここ最近とはまるで異なる様子の御台。なんと御台は初めから狂ってなどおらず、全ては治済への復讐のために滝沢と画策したものだった。

度重なる子供の不審死の犯人が治済だと確信した御台。自身は狂ったフリをしながら、滝沢には治済に取り入るように指示し、少しずつ毒を盛らせたのだという。

しかし、滝沢は毒見役を命じられていたため、治済と同じように毒を食らってしまっていた。「これでやっと姫に会える」と言い残し、息を引き取るのだった。

どんな制裁でも受けるという御台に対し、家斉はまだ息がある治済のためにお匙を呼ばせてくれと懇願する。「例え化け物でも母は母じゃ」と土下座し泣きつく家斉を前にし、御台は折れるしかなかった。

その後、外国船が迫る現在、男を増やすことは急務だとして、正式に「御公儀熊痘接種所」が開設される。

看板を見て、感慨に耽る黒木。源内が最期に言った通りになったと涙を溢す。源内や青沼、田沼もきっと「よくやった」と褒めてくれていると僖助は声をかける。長く苦しい戦いがようやく幕を閉じたのだった。

SNS上では、「仲間由紀恵さんの圧力、迫力が凄まじかった」「仲間由紀恵、どうやったらあんなに怖い表情ができるんだ」など、“化け物”を見事に演じ切った仲間由紀恵の怪演に多くの称賛の声が集まっていた。

時代は流れ、熊痘のおかげで男が増えたが、大奥では兄の代わりに家督を継がせてほしいと阿部正弘(瀧内公美)が家斉に頼み込んでいた。次週からの幕末編にも期待が高まる。

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