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年金5万円でやりくりする紫苑さん・72歳。美容費ゼロ円「セルフできれいを楽しむ」コツは?

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池内かずこ

リメイクのヘアターバンで、ヘアのボリュームアップ!

紫苑さんのトレードマークのひとつともいえるのがヘアターバンです。
「洋服のときには、ほとんどヘアターバンをしています。油断すると浮き毛が出てきて老けて見えるから。ヘアターバンをすると浮き毛もおさえられるし、ちらほら出てくるシルバーヘアを隠すのにもピッタリ。10歳くらい若返った感じです」

見せてくださったのが、バラエティに富んだヘアターバンの数々。

水玉プリントの布と着物の布、ブルーのデニムと迷彩柄など、意表をついた組み合わせがユニークなリメイク・ヘアターバンのコレクション。

「全部リメイクの品ですよ。昔着ていた洋服や藍染めの着物の端布、100均で3枚100円の布などを使って手作りしています」
ソフトタイプの博多帯を使ったユニークなものもあり、洋服とのいろいろなコーディネートが楽しめそう。

「この帯は、リサイクルセンターで500円でした。ヘアターバンのいいところは、白髪隠しだけではありません。年齢とともに頭頂部がさみしくなりがちですが、普通の平らなヘアバンドをすると、トップがますますペタンコになってしまいますよね。その点、立体的に作ったヘアターバンなら、ヘアを盛り上げたようなほどよいボリューム感が生まれるのです。ヘアターバンをつけるときに顔の皮膚や頭皮が持ち上がるせいか、しわも伸びるような気がして明るい気分になれますよ」

頭頂部をボリュームアップできるのは、大きなメリットですね! 
ヘアターバンを立体的に作るコツをうかがうと——。
「ややハリのある細長い布を、中央がやや幅広になるように縦長にたたみ、2枚作ります。2枚を組み合わせて中央で交差させ、交差部分が頭頂部にくるようにすると立体感が出せます。両端(後ろにくる部分)を縫い合わせてゴムを入れれば出来上がりです」

2枚の布を中央で交差させることで、ペタンコにならずボリューム感が出せるのですね。

「水玉やチェックの布が大好き。左右の布の色柄を変えて、片側は水玉やチェック、片側は無地のツートーンにしたり、布をねじってから左右を組み合わせたり、自由自在にアレンジすると楽しいですね。黒や紺ならTPOを選ばずに使えますし、カラフルな色ならカジュアルな服でも一瞬にして華やかにイージアップできます。私は、ボーダーのTシャツが大好きでよく着ていますが、ヘアターバンをするだけでおしゃれっぽくなるんです。へアターバンを帽子のリボン代わりにするのも、帽子を多彩な表情に変えてくれて楽しいものです」

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