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【ガーデニング】秋バラを終えると、ローズヒップの季節!赤や黄色の実を楽しもう!

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吉原美奈子

ローズヒップはそのまま食べてもOK

ローズヒップはナイフでヘタの茶色い部分を切り、半分か1/4に身を切り分けます。中にはタネと毛が入っているのでスプーンの背などでていねいにこそげ取ります。毛が残っているとのどに引っかかることがあるので、水できれいに洗い流してください。

実はフレッシュのまま食べられますが、かたくてかなり酸っぱいもの。はちみつに漬けて数日置いてから食べると少し食べやすくなります。また、下処理をしたローズヒップを数週間、風通しのよい場所で乾燥させ、ドライのローズヒップを作っておくと便利です。

ティーやジャムなど、いくつかの利用法がありますが、基本的なものをご紹介。小鍋に水とドライのローズヒップを適量入れ、10数分煮出すと色のきれいなティーになります。こちらも酸っぱいのでハチミツや砂糖を入れてくださいね。

なお、食用以外ではローズヒップを枝ごと切ってクリスマスのリースやオーナメントに使うと素敵です。もともとの花が一重であるせいか和の趣もあり、お正月の生け花やアレンジにも調和します。

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オールドローズとは、1867年に最初のモダンローズである‘ラ・フランス’が登場する以前に育種・栽培されていたバラの総称です。ダマスク系やガリカ系など豊かな香りと花姿を特徴とする系統がいくつかあり、多くは一季咲きです。自然な樹形の美しさから、ナチュラルな庭づくりによく取り入れられます。

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一重咲きとは、花びらが1列だけ並んでいるシンプルな形状の花を指します。このタイプの花はナチュラルな雰囲気や素朴な美しさが魅力で、ガーデニング初心者にも人気があります。一重咲きの典型例として、ヒマワリやコスモスなどがあります。この構造は花の中心部が目立ちやすく、虫を引き寄せやすいため、庭の受粉環境を向上させる役割も持っています。

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一季咲きとは、一年のうち特定の季節にのみ花を咲かせる植物のことを指します。特にバラにおいてよく使われる用語で、春から初夏にかけて一度だけ花を咲かせ、その後は葉の生長や株の充実に向かうタイプの品種を指します。これに対して、四季咲きの植物は年間を通じて複数回花を咲かせる特性があります。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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台木とは、接ぎ木や植木の育成において、下部に使用される木や植物のことです。おもに根が張る部分を指し、病害虫や寒さに強い特性を持つ種類が選ばれることが多いです。この台木に異なる性質を持つ穂木(ほぎ)を接ぎ合わせることで、例えば果樹栽培では甘く実る果実を収穫したり、丈夫で生長しやすいガーデニング用の植物を育てたりする効率が高まります。適切な台木を選ぶことで、栽培やガーデニングの成功率が大幅に向上する重要な技術です。

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