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【クリスマスローズの植えつけ・鉢植えの植えかえ】初心者さん必見! プロセス写真とともにプロが解説

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園芸ガイド編集部

水やりのしかた

写真のように、株の上からの水やりはNG。株元にたっぷり行い、しっかりと鉢土に空気と水をなじませます。

「水やりのタイミングについては、春と秋は午前中がよいでしょう。夏は鉢内の温度も下げたいので夕方に(夜も可)。冬な気温の上がってくる午前がおすすめです」

植えかえのあとの水やりは、1回のみだと鉢の中心にまで水が浸透しないため、たっぷりと2〜3回行います。

「その際、活力液も混ぜると植えかえ時のストレスが軽減され、根張りがよくなりますよ」

毎年植えかえができない場合は「表土がえ」を

植えかえは毎年するのがおすすめですが、1年おきに植えかえる方もいると思います。また、植えかえをしないと、根が土の表面に出てきてしまうことがあります。

「そういった場合に行うとよいのが『表土がえ』です。土の表面にたまってしまった雑草のタネやコケ、肥料カスなどをかき出し、堆肥の入っていない土(赤玉土と鹿沼土を同量混ぜた土がおすすめ)にかえる作業です」

表土がえをすると通気性がアップし、株がリフレッシュされます。

【1】植えかえをせず、土の表面に根が出てしまっている株。表土がえをしてリフレッシュさせましょう。

【2】土の表面のコケや雑草などをピンセットなどでていねいにとり除きます。

【3】あらかじめ赤玉土と鹿沼土を同量混ぜておいた土を、土の表面にのせます。

【4】表土がえが完了。見た目もきれいになり、土の通気性もよくなります。

クリスマスローズ 年間の管理の目安

春(3〜5月)
生育期:肥料をやり、株と花芽を育てる時期。春に植えかえるときは3月中に行います。

夏(6〜9月)
休眠期:日差しが強くなる時期は肥料をきって、水と活力液のみ与えます。特に真夏は夕方(夜でもよい)に水やりをしましょう。

秋(10〜11月)
生育期:肥料を再び与えて株を作る時期。株分け、植えかえもこの時期にもできます。

冬(12〜2月)
開花期:12月に横に寝てくる古いかたい葉を切ります。鉢植えの株には肥料を継続して与えます。

環境に合わせながらじっくり育てましょう

クリスマスローズの栽培に関しては、それぞれの居住地域や育てる場所によって、気候、日当たりなどの環境が異なるため、乾燥のぐあいや水やりの頻度も変わってきます。

「今回ご紹介した栽培方法をベースにしていただき、株の様子を見ながら、それぞれの環境に合わせた育て方でクリスマスローズを楽しんでいただけたらと思います」

本家さんが在籍する「English Garden ローザンベリー多和田」では、多くの地植えのクリスマスローズが見られます。

※この記事は『クリスマスローズの咲く庭づくり』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。情報は掲載時のものです。

※2022年11月27日に配信した記事を再編集しています。

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監修者

クリスマスローズ研究家

本家幸大

滋賀県のイングリッシュガーデン「ローザンベリー多和田」在籍。特にクリスマスローズに造詣が深く、本家さんが全国から集めた株が並ぶクリスマスローズフェアは、目利きのマニアにも人気を博している。

滋賀県のイングリッシュガーデン「ローザンベリー多和田」在籍。特にクリスマスローズに造詣が深く、本家さんが全国から集めた株が並ぶクリスマスローズフェアは、目利きのマニアにも人気を博している。

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