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【ガーデニング】春まで楽しむ草花10選 本格的な寒さの前に植えよう!

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光武俊子

【ガーデニング】春まで楽しむ草花10選 本格的な寒さの前に植えよう!

ガーデンシクラメンとプリムラにビオラ

寒さ厳しくなる年末年始に向けて、寂しくなりがちな庭やベランダ。「今年のガーデニングもこれでおしまい」なんて思っていませんか? これから冬の寒さを乗り越えて春まで咲き続ける花があります。本格的な寒さの前にまだ間に合う、いまが植えつけの適期です!

★人気のシクラメンとポインセチア★

【ガーデニング】冬に人気のシクラメンとポインセチアを長く美しく楽しむ、お手入れのポイント

冬を乗り越え春まで長く咲く草花とは

初霜、初雪の便りとともに、庭やベランダはめっきり寂しくなりますね。雪の積もる地域は庭植えしても見えなくなってしまいますが、そうした寒冷地でも雪や霜が避けられて日当たりのよい軒先やベランダなどで、咲く花があります。

寒さに強くて冬も咲き続け、春にはさらに大株に育って晩春まで長く咲く花々をご紹介します。これらはおもに一年草ですが、上手に夏越しできるとまた晩秋や初冬に花が楽しめる球根植物もあります。

これら開花期の長い花を植えると、次は初夏から秋まで長く咲く一年草と組み合わせることで、大きな植えかえは年に2回だけでよいのもメリットです。

【ガーデニング】春まで楽しむ草花10選 本格的な寒さの前に植えよう!(画像2)

1年中楽しめるリーフと、ノースポール(クリサンセマム)やパンジーなど

晩秋から春まで楽しめるおすすめ草花

豊富なバリエーションを誇る【パンジー&ビオラ】

開花期:11~4月
草丈:10~30㎝

毎年、新しい品種が登場して、選ぶのに困るほど豊富なバリエーション。価格も150円前後から希少な最新品種は1000円まで! どちらも寒さに強いものの、花径4㎝以下のビオラのほうがさらに耐寒性があり、日陰気味でも咲きます。雪の下になっても大丈夫です。

【ガーデニング】春まで楽しむ草花10選 本格的な寒さの前に植えよう!(画像3)

フリンジ系のパンジー

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珍しい青いビオラ

カラフルな花色をつなぐ白花【ノースポール(クリサンセマム)】

開花期:12~5月
草丈:15~30㎝

レウカンセマム・パルドサムの1園芸品種ですが、育てやすく長く咲くと人気があり「ノースポール」の名だけで流通します。かつて分類されていたクリサンセマムで呼ばれることも。株を覆うように咲く白い花が、カラフルな春の花々同士をうまく調和してつなげます。

夏越しできれば翌秋から楽しめる【ガーデンシクラメン】

開花期:11~4月
草丈:15~20㎝

室内で華やかに咲く鉢花のシクラメンに対し、冬も庭で楽しめるシクラメンです。コンパクトな株ながら、フリンジや花弁の反り返らないタイプなど、多彩な園芸品種が登場。1花が長く咲き続け、株の中央に陽を当てると次々に蕾が立ち上がります。水はけよく管理して夏越しできれば、来秋からまた開花。

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ガーデンシクラメン

個性豊かな小花がびっしり咲く【エリカ】

開花期:おもに11~4月(種類による)
樹高:20~60㎝(種類による)

英国ではヒースと呼ばれ「嵐が丘」の舞台を彩る低木です。ベル形や壺形や筒形などの個性的な小花が、針葉樹の枝にびっしりとつきます。雄しべの黒っぽい(やく)が目立って蛇の目エリカと呼ばれる種類や、スズランのような花をクリスマスツリー仕立てで販売するものなど、多彩な仲間があります。

株全体がカラフルに色づく【カルーナ】

開花期:12~3月、6~9月(種類による)
草丈:15~60㎝

エリカに近縁の常緑低木で混同しがちですが、こちらの英名はヘザー。エリカに比べて小さな花ですが、片(がくへん)が色づいて枝全体が花穂のように染まります。エリカより寒さに強くマイナス20℃にも耐えるので、寒冷地グラウンドカバーにもぴったり。夏越しは苦手です。

グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

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こぼれダネとは、実ったタネが自然に地面に落ちたものを指します。こぼれダネが翌年芽吹き、花を咲かせることもあります。ジャーマンカモマイルなどに見られ、手をかけずに自然にふやせるメリットがあります。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

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雄しべとは、花の中で花粉を作り出す雄性生殖器官で、花糸(かし)と葯(やく)からなり、葯の中で花粉が形成されます。授粉により花粉が雌しべに付着して受精が行われるため、花の繁殖に欠かせない器官で、花の形態観察や分類にも重要な部位です。

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針葉樹は、細長い針のような葉を持つ植物の総称で、ガーデニングや庭木としても人気があります。マツやスギ、ヒノキなどが代表的で、四季を通じて葉を保つ常緑樹が多いのが特徴です。一方、カラマツのように落葉する種類も存在します。生長が遅いものが多いため手入れは比較的楽で、防風や目隠しとしても役立ちます。また、木材も建築や家具に広く利用されるなど、ガーデニング以外でもその魅力は多岐にわたります。

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寒冷地とは、平均気温が低く、冬季に雪や霜が多く降る地域を指し、園芸においては栽培可能な植物が限られる環境です。北海道や本州内陸部などが該当し、霜害や冬越しの難しさが課題になります。寒冷地では耐寒性の高い宿根草や球根植物が重宝され、逆に熱帯性植物は室内での越冬が必要です。栽培カレンダーも地域ごとに調整が必要で、気候に合った植物選びがガーデニング成功の鍵となります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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葯とは、植物の雄しべの先端に位置する構造で、花粉を生成・蓄える役割をもちます。ガーデニングでは、受粉の仕組みを理解する際に重要な部位であり、花の種類や咲き方を観察する楽しみの一環として注目されます。トマトやパンジーなど観賞用・実用性のある植物では、葯の状態が花粉の飛散や受精に影響を与えるため、生育管理の鍵となります。

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萼とは、花の一番外側にある葉のような構造で、つぼみを保護する役割を果たします。多くの植物では緑色で硬く、花が咲いた後も果実の下に残ることが多く、花の構造や分類を理解するうえで重要な要素です。例えば、ナスの実の下部についている星形の部分が萼であり、種によっては目立たず早期に脱落するものもあります。また、ガクアジサイのように、萼が大きく発達して花のように見える装飾花となる場合も多くあります。

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