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【大奥】相手の懐に潜り込む才を持つ家茂(志田彩良)らしさが光った。公家男子の装束で上洛した結果は?

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田幸和歌子

そして、「私はただ母を独り占めしたくてここに来た」と言う宮様。生まれつき左手がなかったことから、人目につかないよう育てられた宮様。弟の和宮が生まれてからは、観行院の関心は専ら和宮に向かってしまったという。

そんな中、本物の和宮が徳川に婿入りすることを拒んだことで、自分が身代わりを買って出れば観行院を独占できると、チャンスを見出す。

話を聞き、宮様のおかげで本物の和宮を死に追いやらずに済んだと涙を流す家茂。更に家茂は、民にとっては迷惑でしかない戦を避けるための公武合体に、宮様は不可欠だったと感謝の意を述べる。

「その御方がそこにいらっしゃる。ただそれだけで、図らずに救われる人間が山のようにいる。そのような御方を世の光と呼ぶのだと私は思います」

家茂の言葉を受けた宮様は、「いちいち真面目で肩凝るわ」と言いつつも、その温かさに涙を溢すのだった。
相手の懐に深く潜り込む才を持つ家茂らしさが光る一話であった。

SNS上では、「聡明で心が澄んだ家茂を見事に演じた志田さん素晴らしかった!」「和宮独特の笑顔の再現度が高すぎる」など、メインキャスト陣の演技を称賛する声が多く見られた。

ラストシーンでは、なんと公家男子と同じ装束で上洛を果たした家茂。果たして帝の懐にも潜り込むことができるのか。

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