「トッケビ」2話、死神とウンタク、トッケビが3人で初めて会う夜の公園にあったものは?【韓国ドラマ】
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ゆうゆうtime編集部
いつでも無料で使える健康器具が近くにあったら、運動不足が解消できるのに……、そんなワガママな思いをかなえるヒントが、韓国ドラマにありました。公園に設置されただれでも使うことができる運動器具! その実態は? ソウル在住のライター、鈴木ちひろさんに教えてもらいました。
★「愛の不時着」の豆もやしスープ★
韓国ドラマあるある「豆もやしのスープ」は「愛の不時着」と「梨泰院クラス」のどのシーンに出てきた?公園の運動器具でトレーニング!
健康に対する意識が高いのね、とうなずける場面が、韓国ドラマの中ではよく見られます。たとえば、主人公がパウチ状やスティック状の漢方薬を飲むシーン。
「すまし顔で飲んでいますが、正直、苦いものが多い。韓国には健康に熱心な人が多いので、1日1包、スティック状の漢方薬を飲む習慣が根づいています」と鈴木さん。
高麗人参など箱買いするには躊躇するような高価なものも、コンビニのレジ横で1本売りされているケースも多いので買いやすいのだとか。中国の伝統的な医学が韓国で独自の発展を遂げた「韓方」という医学もあるようですね。
さて、公園に運動器具が置いてある場面も、ドラマではよく出てきますよね。
『トッケビ』2話、夜の公園で、死神とウンタク、トッケビが3人で初めて会うシーン。緊迫した状況が描かれているのですが、画面の右奥にずらりと並んだ運動器具に気をとられた人もいたのではないでしょうか。
「公園、アパート内、遊歩道、どんな地方にも必ずある運動器具。健康志向の人はこの器具で日々運動をしています。メインで利用するのは50代以上。若者はジムに行くのでひと目を気にしてあまり利用しません」
たしかに、登場人物の若者たちが、スポーツジムのランニングマシーンを利用しているシーンもよくありますね。
公園に設置されている運動器具は、いろいろな種類があるそうです。
「自転車をこぐものから背筋を鍛えるもの、股関節を広げるものなど、さまざまな器具が雨ざらしで置かれており、いつでも誰でも無料で使えるようになっています。バーベルが置かれているところもあります」
誰でも自由に無料で使える運動器具。うらやましい環境ですね。身近にそんな公園があれば、運動不足も解消できるのにと思わずにはいられません。
「日中はトロット(韓国の演歌)を流しながら、健康志向の年配者が運動していますよ。暖かい季節は多くの年配者でにぎわいますが、マイナスまで下がる真冬は器具がカチンコチンに冷えるので閑古鳥に。夏は直射日光を浴びた器具がやけどしそうになります」
運動器具は戸外にあるため、お天気や気温の影響は仕方ないのでしょう。でも、旅行者でも無料で利用できるのもいいところ。気持ちのいいお天気の日に、公園の運動器具デビューをしてみたいですね。
「最近では子ども用のミニサイズまで登場して話題になりました。コロナ禍では、近くに消毒ジェルが置かれるところも増えました」