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【50代からやるべき防犯】「SNS」からやってくる詐欺に引っかからないためには?

公開日

更新日

ゆうゆうtime編集部

グループだからといって安心しない

フェイスブック、LINEなどではグループを作ることができます。仲のよい数人のグループから、趣味やサークルの少人数のグループ、交流や情報交換を兼ねた大人数のグループまでさまざまです。

しかし「グループ」となると安心感が生まれるのか、家族や自宅の写真をアップして家族構成だけでなく、家の間取りまでまるわかりになる人もけっこういます。

世間をにぎわすバイトテロのような悪質な動画や写真ではないので問題ない、と思うかもしれませんが、たった1枚の写真でも個人情報が漏洩し、あなたやあなたの家族が被害にあう懸念があります。

事実、ニュースになった写真や動画は、無名の人が仲間内だけに送ったはずのものが多く、その友人が他人に見せるなどして拡散していきました。

また故意に拡散をしなくても、友人がアカウントを乗っ取られてしまえば、あなたの写真や情報も抜き取られてしまいます。

飲み会やランチ会など、その場で自分のスマホに入っている写真を他人に見せるのはかまいませんが、写真をSNSで送ったり、むやみやたらに個人情報を出したりしないようにしましょう。

他人の個人情報にも注意をする

宅配業者などトラックに運転手の名前が書いてあることも多いですが、珍名なので写真に撮って「面白い名前~」とアップするようなことは当然NG。

他人の車のナンバープレートや表札など、名前がわかるようなものをアップするのも厳禁です。

ほかにも、仲のよい友人同士で撮った写真の背景に、見ず知らずの人がハッキリと顔がわかるようなカメラ目線で写り込むことがあります。「知らない人だからいいや」ではなく、画像をトリミングしたり、スタンプやぼかしを入れるなどして、顔がわからないよう配慮しましょう。

友人の写真は断りを入れてから

食事会や、出かけたイベント先で友人や知人と偶然会うなどして一緒に写真を撮ったりすることもあると思います。「今日、○○さんと一緒にご飯を食べました」「○○さんとバッタリ会いました!」など、気楽な気持ちでアップをする人が多いですが、勝手に写真をSNSに上げるのはNG行為。仕事を休んで来ていたり、ほかの人の誘いを断って来ているなど、第三者に知られたくない人もいるかもしれません。

「肖像権」という言葉を聞いたことがあると思いますが、他人の写真を許可なくSNSにアップするのは肖像権の侵害に。写真を上げるときは、必ず許可を取るのが基本です。

勝手に写真を使わない。著作権に注意する

他人が投稿した写真を、撮影者に断りなく自分のSNSに上げるのはマナー違反です。有名カフェのスイーツや、観光地の写真をあたかも自分が撮ったかのようにSNSで投稿する人がいますが、著作権法を侵害しているのです。

また、投稿する側が自衛として自分が撮った写真にデータでサインを入れるのも有効です。最近では画像加工アプリなどで簡単に写真に文字を入れられます。

直接詐欺とは関係ないように思うかもしれませんが、「当選しました!」とアップしたチケットの写真を、詐欺グループがチケット詐欺に利用したり、顔写真を勝手にパンフレットの体験談に流用したりするなど、あなたの写真が「フリー素材」のように使われることも実際にあるのです。

※この記事は『60歳から絶対にやるべき防犯の基本』京師美佳監修(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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監修者

防犯アドバイザー、犯罪予知アナリスト

京師美佳

元警察署長の父と刑事の姉をもつ防犯のサラブレッド。
2005年、京師美佳セキュア・アーキテクト設立。
2009年、 一般社団法人全国住宅等防犯設備技術適正評価監視機構理事就任。
セキュリティ全般の知識を生かして、建物の防犯診断、防犯プロデュースなど幅広く活動。Yahoo!ニュース公式コメンテーターや、テレビの情報番組やニュース番組など、メディアにも多数出演。
これまで受けた相談、診断は7000件以上。
講演、YouTube防犯チャンネル、TikTok防犯教室などでの啓蒙活動も行い、YouTube再生64万回、TikTok再生170万回の動画では、若年層からの視聴も多い大人気コンテンツとなっている。
『防犯アドバイザー 京師美佳の 安心生活をつくる自己防衛の心得35ヶ条』(Sweet Thick Omelet発行、2012年)など著書多数。

元警察署長の父と刑事の姉をもつ防犯のサラブレッド。
2005年、京師美佳セキュア・アーキテクト設立。
2009年、 一般社団法人全国住宅等防犯設備技術適正評価監視機構理事就任。
セキュリティ全般の知識を生かして、建物の防犯診断、防犯プロデュースなど幅広く活動。Yahoo!ニュース公式コメンテーターや、テレビの情報番組やニュース番組など、メディアにも多数出演。
これまで受けた相談、診断は7000件以上。
講演、YouTube防犯チャンネル、TikTok防犯教室などでの啓蒙活動も行い、YouTube再生64万回、TikTok再生170万回の動画では、若年層からの視聴も多い大人気コンテンツとなっている。
『防犯アドバイザー 京師美佳の 安心生活をつくる自己防衛の心得35ヶ条』(Sweet Thick Omelet発行、2012年)など著書多数。

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