【中尾ミエさん80歳】薬も健康診断もやめて「ナチュラルに生きる」今の心境
夏の太陽にも負けない、きらめく笑顔で表紙を飾ってくれたミエさん。6月に80歳を迎え、人生の新しいステージに踏み出した今、何を感じ、この先をどう思い描くのでしょうか。現役で走り続けるミエさんの人生の流儀を、バースデー記念の拡大版でお届けします!
中尾ミエさん
なかお・みえ●1946年、福岡県生まれ。
62年「可愛いベイビー」でデビュー。
歌手だけでなく俳優としても映画や舞台などに多数出演し、バラエティ番組でも幅広く活躍。
著書に『60代から女は好き勝手くらいがちょうどいい』(和田秀樹さんとの共著/宝島社)など。
ついに80歳! 心境に思わぬ変化も
6月6日に誕生日を迎え、80歳になりました。少し前までは「一夜明ければ70代が80代に変わるだけ」「どうってことないでしょう」なんて思っていたけれど、いざ80歳を目前にすると心境に少し変化がありました。60歳になる、70歳になる……今まで経験してきた年代の変化とはちょっと違うような気がしたんです。
まず、確実に先が見えてくるというのが現実です。いくら健康に気を使っていても、やっぱりいろんな機能が衰えてくるわけです。たとえば視力とかね。でも、それは自分ではどうしようもないこと。だから「これ以上若くはならないんだよ」と日々自分に言い聞かせて、多少どこか具合が悪くなっても「それはしょうがないね」と受け入れられる自分でいなきゃいけないなと思っています。
最近とみに思うのが、薬やサプリメントなどを無意識に続けていると、何らかの副作用があるんじゃないかってこと。だから私はいろんなものをやめました。毎年やっていた健康診断も、長く使い続けていた目薬も。
緑内障の兆候があると言われて、目薬をずっと使っていたんです。しばらくはどうってことなかったんだけれど、長い間続けていたら充血するようになっちゃって。病院に行って「右目だけ充血するんですけど」と相談したら、「長いこと使っていたせいかな」と言われました。そこで目薬をやめてみたら、改善したんです。最初のうちは効いていたけれど、長く使い続けることによって、薬が蓄積してしまったのかもしれません。
だから、これからはそういうのを全部なしにして、ナチュラルに生きるのがいちばんいいと思うようになりました。だからといって健康になるわけじゃないし、やっぱり老いてはいくわけだけれど、いろんなことを受け入れて、自覚しながら生きていかなきゃいけないなと思う今日このごろです。
