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固定概念や怒り、不満など感情のフックを外すメンタルエクササイズ「ACT」実践編 米国生まれの最新心理療法

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雑誌「健康」編集部

今、世界中が注目しているメンタルエクササイズ、ACT(アクト)。この新しい心理療法が、ずっと解決できなかった心のモヤモヤが、解きほぐして心をしなやかにしてくれるかも。自分らしい人生を生きるためのヒントを3回に分けて紹介する第3回は、実践編です。

★第1回はこちら★

もう不安やストレスを怖がらなくていい! 心をやわらかくする方法「ACT」は米国生まれのメンタルエクササイズ

ACT の本質は理論より「実践」あるのみ。
ここで紹介するのは一部のエクササイズになります。
はじめはうまくいっているのかどうか実感しにくいかもしれませんが、まず続けてみてください。

Q エクササイズはいつ、やるべきですか?
答えは「いつでも! 何回でも!」です。
とくに【エクササイズ1】は、「観察する自己」に気づくことができる簡単な方法なので、毎日でもやってほしいです。

そして「あ、またこの考えにとらわれている」と気づいたときには、他のエクササイズもやってみましょう。繰り返すうちに、どうすれば脱フュージョンできるか、アクセプタンスとはどういうことか、体で感じ取れるようになります。

【エクササイズ1】マインドさんのささやきを聴く

流れる川をただ見下ろすようなイメージで、まずは自分の思考を「観察」してみましょう。

①5分間、目をつぶって座ってみましょう

思考を観察するためには、静かな環境であることが大事です。タイマーを5~10分程度にセットしたら、ゆっくりと呼吸をします。自分の呼吸だけに意識を集中するようにし、座り続けましょう。

・誰もいない部屋で
・ゆっくりと呼吸をする
・テレビや音楽は消す

②頭に浮かぶ言葉や思考があるはずです

何も考えないようにしようと思っても、頭の中にはさまざまな思考や言葉が浮かんでくるものです。それらは川面を流れる葉っぱのようなもの。「こういう思考が流れてきた」と眺めるだけにし、とらわれないことが大切です。

「夕飯は何にしようかな」
「トイレットペーパー買わなくちゃ」
……とらわれないことが大切

③言葉や思考にとらわれず、呼吸に集中しましょう

何か1つの思考にとらわれそうになったら、意識を呼吸に戻します。ゆっくりと息を吐き、またゆっくりと息を吸います。ここでは「思考にとらわれてしまった」と気づき、そのつど呼吸に集中することを繰り返しましょう。

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