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【ガーデニング】フローラ黒田園芸・黒田健太郎さんの春の寄せ植えレッスン

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更新日

ゆうゆう編集部

庭や広いスペースがなくても楽しめるコンテナガーデン(寄せ植え)ですが、「どんな植物をどう配置したらいいのかわからない」という声をよく聞きます。そこで、身近な花を使っておしゃれな寄せ植えを作る、フローラ黒田園芸・黒田健太郎さんの著書『黒田健太郎のコンテナガーデン』より、これからの時期にぴったりのものをご紹介。春の花をセンスよく楽しんでみませんか。

寄せ植え制作
フローラ黒田園芸 黒田健太郎さん

くろだ・けんたろう●埼玉県さいたま市の園芸店「フローラ黒田園芸」勤務。四季折々、季節の花や葉を使い、センスあふれる寄せ植えを多数制作。寄せ植えに使う器のセレクトやアレンジ、飾り方などのスタイリングも含めた空間づくりを提案している。定期的に発信しているインスタグラムやYouTubeも好評。
Instagram:@kentarokuroda
YouTube:@FLORA_Gardening

大小のバスケットに共通の花を入れ、リズムのある仕立てに

大小のワイヤーバスケットを、壁などにかけて楽しんでみませんか。

初夏に手まりのような花が咲くクリーピングタイムと可憐な花をつけるロベリアを両方に植え、それらをつなぐように異なるリーフプランツでアレンジを。

花色を合わせると全体に統一感が、表情の違う葉でリズム感が生まれます。

苗の配置図

使った植物
A:クリーピングタイム
B:ロベリア
C:アラビス・プロクレンス ‘バリエガータ’
D:アレナリア・モンタナ
E:グレコマ ‘レッドステム’

ワイヤーバスケットの大きさ
上段:直径14cm×高さ11cm
下段:直径18cm×高さ13cm

ワイヤーバスケットを使うときは

ワイヤーバスケットのようにすき間が大きく、土がこぼれる容器の場合は、内側をココファイバーで覆います。

ココファイバーは手で軽く広げて板状にし、底、側面に沿わせて広げます。

クリーピングとは、植物が地面を這うように広がって生長する性質や、そのような生長型を持つ品種を指します。クリーピングタイムやシバザクラのように、グラウンドカバーとして活用されることが多く、雑草の侵入を防ぎながらナチュラルな景観を演出できます。日当たりや通気性のよい場所を好むものが多く、石の隙間や縁取りにもぴったりです。手間をかけずに庭の表情を豊かにしてくれる頼もしい存在です。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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