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人づきあいにおすすめしたい「傾聴」とは? YouTubeで大人気のメンタルドクター Sidow先生に聞く

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雑誌「健康」編集部

「きちんと話を聞いてくれている」と相手の信頼を得られる「傾聴」のテクニックを紹介します。傾聴は、「相手を理解し、自分も成長できる」習慣。YouTubeで大人気のメンタルドクター 精神科医Sidow先生にアドバイスいただきます。

★前回はこちら★

考え過ぎてしまう“悩み沼”から抜け出す考え方10 メンタルドクター Sidow先生がアドバイス

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ADVICE
メンタルドクターSidow先生
めんたるどくたー・しどう●精神科専門医。医学博士。筑波大学附属高等学校を経て、東邦大学医学部を卒業後、精神科医を選択する。現在は都内でメンタルクリニックを開院。精神科医として働く中で、世間の精神疾患に対する偏見や誤解の解消、精神科の早期受診の必要性を実感し、SNSで精神科医として情報発信を始める。YouTubeやX(旧Twitter)など自身が運営するSNSの総フォロワーは10万人を超え、さらに人気急上昇中。

精神科医も傾聴を行っています

傾聴とは相手の話をただ聞くだけではなく、相手を理解しようと耳を傾けることをいいます。

傾聴は医療、カウンセリングの場などで行われていて、精神科でも普通の検査ではわからない心の状態を把握するために行っています。傾聴をすると、きちんと話を聞く姿勢が相手に伝わって人間関係がスムーズになります。

また、相手の立場に立って物事を考えられるようになるので、自分も成長できます。

傾聴のポイント5

①相手の目を見る

相手の目を見て話せるか、また、相手もこちらと目を合わせて会話をしてくれるかどうかで第一印象も変わってきます。相手の目を見ることはコミュニケーションの基本ですが、苦手な人も多いもの。

目を合わせるのが恥ずかしい場合は、ぼんやり眉間の辺りを見ることをおすすめします。

②相手を理解する努力をする

傾聴を行う前提として考えたいのが、傾聴は目的ではなく、相手を理解するためのテクニックです。自分のために話を聞くのではなく、相手に興味を抱き、深く理解したいと思う気持ちや姿勢が重要です。

しっかりと傾聴していることが伝われば、相手の気持ちも安定させることができます。

③相づちを打つ

相づちは意識的に行いましょう。相づちを打ちながら「うん、うん」と声に出して言ったり「そうなんだ」と言うと、相手の話を聞いていますよというサインになるのでより効果があります。

やり過ぎると不自然になることもあるので、大げさにならないように注意しましょう。

④相手の言葉を繰り返す

相づちだけを打って話を聞き続けていると、相手が話し続けて話の内容にまとまりがなくなることがあります。

時々「あなたはそのとき、こう思ったのね」と相手の言葉を繰り返すことによって会話のやりとりが生まれ、相手も思考を整理することができます。

⑤ 話をまとめる

傾聴がある程度できるようになったと感じたら、会話の最後に話を簡潔にまとめて相手に確認しましょう。

お互いの理解に相違がなければ、相手の話をきちんと聞いて理解しようとする姿勢が伝わります。相手にとっても、状況や気持ちの整理に役立ちます。

次回は、不安になりやすい人は必見! 3つの幸福ホルモンについてご紹介します。

※この記事は「健康」2024年春号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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