【紙類のすっきり収納術】取扱説明書、請求書など重要な書類をすぐに取り出せるようにするには?
Step2 「ホームファイリング」をする
自分や家族にとって本当に必要な紙だけを厳選したら、次は収納=「ファイリング」に挑戦! A4サイズのファイルが収まるボックスを用意し、ジャンル分けしていこう。
「ホームファイリング」は、日常生活で使う紙を「5秒で取り出せる」ようにするファイリング術。
「ゆうゆう世代に必要なボックスは最大で上記の5つ。家族の人数やライフスタイルが変わったら、ジャンルを合体させてボックスを減らしてもOKです。ちなみに、50代の私は『マネー』『暮らし・健康・保証書』『未処理』の3つのファイルボックスで管理しています」
重要と思う紙は「忘れないためにも目につきやすいところに」と、冷蔵庫に貼ったりテーブルの上に置いたりしがちだが、他の紙に埋もれてしまっては意味がない。
「そのためにあるのが『未処理』ボックス。すぐに確認できない紙はいったん『未処理』ボックスに入れて、時間のあるときに中身をチェックし、捨てるのかファイリングするのか判断します。ポイポイ入れっぱなしにせず、毎日ちゃんと確認を!」
暮らし
ポイントカード、クーポン、緊急連絡先、年賀状1年分など、暮らしに関わる紙を入れる。
健康
診察券、健康診断の結果、予防接種のお知らせなど、家族の健康に関わる紙はここへ。
マネー
年末調整や確定申告(医療費控除を含む)に必要な書類など、お金に関する重要な紙を。
保証書
有効期限が残っている保証書を入れる。「トリセツ」アプリにない取扱説明書も。
未処理
じっくり読む時間がない書類、即座に判断できないものなどを投げ込む、一時的な置き場。
Step3 「自分ファイリング」もおすすめ
「ホームファイリング」は、家族にとって必要な情報を1カ所に集めた情報ステーション。でも、家の中には家族で共有しない紙もあるはず。個人の紙は「自分ファイリング」で管理しよう。
在宅ワークで使う仕事の書類、資格取得のための勉強の紙、習い事の資料など、自分だけに必要な紙は「自分ファイリング」に収納。
「主に自分がペットの世話をしているなら『ペット』のボックスを作り、その中で『ペット保険』『病院』『予防注射』などの個別フォルダーに分けます。また、子どもの受験や結婚式、家のリフォームなど、期間限定のものも『受験』『結婚式』『リフォーム』でファイリング。
終わったらボックスを見直して、不要な紙は捨てること。ボックスが多いと検索性が下がり、すぐに取り出せなくなるので、ボックスの数をあまり増やしすぎないこともポイントです」
習い事・学び
カルチャースクールのテキストやメモ書き、通信教育やオンライン講座の資料など。
資格・仕事
資格取得のための問題集や勉強に使う紙、家で仕事をする際に必要な資料などを収納。
レシピ
アプリやサイトを活用したいが、親から受け継いだレシピや大切な本などはここに保管。
※この記事は「ゆうゆう」2023年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
取材・文/依田邦代 撮影/柴田和宣(主婦の友社)
※2023年11月18日に配信した記事を再編集しています。