押入れやクローゼットのジメジメやカビを防ぐには?ナチュラルクリーニング講師 本橋ひろえさんが指南
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池内かずこ
押入れの床に100均のスノコを敷くと、通風抜群に
荷物を全部出して、内部をすっきり拭き上げた押入れやクローゼット。心も晴れやかになりますね。ここですぐにものをしまわずに、やっておきたいことがもう一つ。
「押入れやクローゼットの床に、100均のスノコを敷いておくだけで、空気の通り道が確保でき、カビ予防に効果的です」
前述のように、布団などに吸収された水分は、下へ下へと降りていき、ひどいときには床をびっしょり濡らすほどになり、カビが繁殖することも。
「押入れは側面より、下(床面)の心配をするのが先決です。布団などが直接床にくっついている状態では乾きにくいのですが、スノコを敷いておけば、布団の下に空気の通り道ができるので、乾きやすくなります。扇風機や除湿器を使うときにも、効率よく湿気を追い出せます」
100円均一のスノコはメーカーによってサイズが異なるので、自宅の押入れやクローゼットの床のサイズを測り、並べ方のレイアウトや必要な枚数を考えてから購入しましょう。
これで押入れ、クローゼットもすっきりリフレッシュ。衣類や布団を取り出しやすく収納すれば、日々の暮らしも快適になりそうです。
「カビや菌の住みかを作らないように、ホコリに気づいたら、アルコール水を含ませたクロスで、こまめに拭き取っておきましょう。すでにカビが発生しているときは、消毒用エタノール原液で拭くとよいでしょう」
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本橋ひろえ
もとはし・ひろえ●ナチュラルクリーニング講師
北里大学卒業後、室町化学工業にて合成洗剤製造などに携わる。結婚後、改めて洗剤に興味をもち、2006年より東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。著書に『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)など。
もとはし・ひろえ●ナチュラルクリーニング講師
北里大学卒業後、室町化学工業にて合成洗剤製造などに携わる。結婚後、改めて洗剤に興味をもち、2006年より東京を中心にナチュラルクリーニング講座を開催。著書に『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)など。